亀岡市耐震診断補助制度を利用するより耐震診断士に直接依頼する方がおすすめな理由。

自宅の耐震改修工事をしたいと思っていらっしゃる方へ。京都で個人住宅の設計をしているFORMAフォルマ建築研究室住まい方アドバイザー中西千恵です。 【耐震診断補助制度について】 地震大国日本は、いつどこでどんな地震が起きてもおかしくないといわれていて、その対策のひとつとして住宅の耐震化率をあげていく取り組みがされています。木造の耐震診断士派遣事業というのもその一つです。自治体により異なる点はありますが、「自宅の耐震性ってどんなだろう」と思われる方は、申し込みをすると（京都府の場合）京都府木造住宅耐震診断士が市町村から派遣されて、自宅の耐震診断を受けられます。（対象となる住宅は後から書きます）この場合、費用は交通費相当分の3千円だけで診断を受けることができるのがメリットです。耐震診断をうけて自宅の耐震性を確かめたい方は費用が安くできるし、利用されるといいと思います。 ただし、耐震改修工事をしたい、心配だし早く対策したい、 そう思っていらっしゃる方には、 時間がかかりすぎる自治体への耐震診断のお申し込みはおすすめしません。 【耐震診断の結果がわかるまでに時間がかかっています】 他の自治体は分かりませんが、亀岡市の場合、耐震診断の申し込みを診断をうけた場合、結果がわかるまでにかなりの時間がかかっています。ＦＯＲＭＡ建築研究室の建築士、中西も耐震診断士派遣事業に協力させていただいているので（亀岡市）、市から依頼が入ると耐震診断に伺います。依頼された方がご自宅の耐震診断の結果と耐震改修提案の説明を受けるのは数か月もあとで、こちらが忘れたころに説明に行くこともあります。このことが、耐震診断に行かせていただくたびにとても気になっていました。先月、耐震診断を申し込むとどれくらいの期間がかかるのか市役所の担当部署へ問い合わせをしてみました。まず、申し込みをして、耐震診断に診断士がご自宅に伺うまでに２ヶ月ほど、それから耐震診断結果と補強提案を説明を受けるまでに２ヶ月ほどかかるということです。例えば、今（11月）申し込むと自宅の診断結果が分かるのが３月頃ということになります。心配だから早く自宅の耐震リフォーム工事をしたいと思われる方にとっては、この４ヶ月の間に大きな地震がきたらどうしようと不安な毎日ですよね。 【耐震改修工事をしようと思われる方は、耐震診断士に直接依頼される方が早く工事ができます】 耐震診断が３千円だけで受けられるというのはメリットに思いますが、最初から耐震リフォーム工事をしようと決めていらっしゃる方は、直接耐震診断士にご自宅の診断を依頼して、調査をうけ、耐震改修計画をして早く対策をすることをおすすめします。費用については、耐震リフォーム工事の費用について助成制度を申請する場合、必ず耐震改修計画のための設計が必要で、登録している建築士が関わることになります。ということは耐震改修設計の費用が必要です。耐震診断にかかる費用３千円だけで改修工事に取り掛かれるわけではありません。（ここを誤解される方も多いので自治体の担当の方にはいつも説明してくださいとお願いしています。） 耐震診断士に直接依頼するメリット 早く診断が受けられて、結果も計画も工事にも早くとりかかれます。 そして、依頼する耐震診断士を自分で選べることです。 【京都府木造住宅耐震診断士派遣事業の対象住宅の要件】 ・昭和56年5月31日以前に着工したもの・木造住宅で、延べ床面積の2分の1以上を住宅として使用しているもの・自己診断の結果、倒壊等の危険性が高いもの→誰でもできる我家の耐震診断耐震診断に伺ってから依頼された方へのご報告、ご説明までに時間かかりすぎだよねって以前からずっと気になってました。心配な気持ちでずっといらっしゃると思ったら、もっと早く！と思うのです。心配だなぁと思っていらっしゃる方はぜひ早めにご相談くださいね。 【ご相談、耐震診断のご依頼はこちらからどうぞ】 喜んでご相談承ります(^^)/ こちらのブログもご覧ください。 亀岡市　耐震診断を受けたいと思う方へ。補助金申請は必ず改修をする前にしなくてはなりません。 京都の住宅設計事務所ＦＯＲＭＡフォルマ建築研究室住まい方アドバイザー中西千恵でした。プロフィールはこちらをどうぞ♪ 住まい方アドバイザー　中西千恵