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-2017.3.11-
階段のかたち 3
家の中でフロアを行き来する階段。
昇るという行為は自然と気持ちが上に向くという効果がある様な気がします。
[ほどよい家の階段 上がりきるとコーナー窓が有り、裏山が一望できる]
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その効果を暮らしの中に取り入れるという視点で考えると昇り降りだけに限定されない気持ちの良い階段になるのではと思います。
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上がった先や昇降の道中に何があるかによって印象は変わります。
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上階の心地よさのようなものを滲み出させる平面計画、たとえば風や光、眺望など「ニヤッ」となる何かを用意しておくと上がる前から気持ちが上向きになりますね。
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そんな期待感をスムーズにつなげる形として踏面と蹴上が同一素材の階段です。(好きな建築家な一人であるルイスバラガンの自邸の階段を日本の素材でやってみました)
カラマツ(カラパネ)で作った片持ち階段
[ほどよい家] 集成材と鉄フラットバー手摺の組み合わせ
[大文字の見える家]外部階段 夜景なので分かりにくいですが空に向かって登るイメージです。
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縞鋼板を連続的に繋げたものです。
一般的には溶接跡が出てくるのですが目立たない箇所にするなどして一枚の板が連続しているように作ってもらいました。