京都市東山区
outline
構造:木造2階建て /
敷地面積:114.90 ㎡ /
延べ面積:74.54 ㎡ /
家族構成:夫婦 子ども2人 /
竣工:2016年10月
explain
「うちんく」は、土佐弁で「わたしのいえ」という意味です。場所は京都東山の静かな住宅地、土佐出身のご夫妻と男の子2人のM さんご家族の住まいです。
自然素材を使い、狭くとも明るく日向のような心地良い空間があり、簡素だけど機能性・合理性を備えた家がほしい。次の世代に住み継ぐという思想で、定期的な点検、簡易な修繕を行い建物の寿命をのばして価値を維持、価値を高めるくらいの 意識でいたいと思います。ご相談にこられたM さんご夫妻の思いでした。
ご夫婦ともに本を読むのが好きです。小さなお子様二人ですので、ゆっくりされる時間がなかなかとれない時期ですが、日々は夫婦共働きの暮らしが活動しやすいこと。そして休日はゆっくり読書や、居間からつながる縁側、庭でくつろげるゆとりのある 住まいになりました。
時間にゆとりができたら家庭菜園を愉しみたいとおっしゃるM さんは、寒いのが苦手だそうです。寒い京都の冬に、自家製野菜を使ったお鍋を家族で楽しめ、ほっこり温まれたら素敵だな。そんな光景をイメージしながら計画が進みました。