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N’s House

京都府亀岡市

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道路に面したガレージから杉板戸をあけたところの庭、縁側から居間を見ています。むかって左が普段の入口です。気持ちの良い季節は正面ガラス戸を開け放ち、縁側、庭までひとつながりの居間として使うこともあります。

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居間は大きな吹抜けで、2階東南に大きく窓をとっているので、曇りや雨でも明るいです。東は大きなシマトネリコの緑が一年中見え、南は一面空が見えます。

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1階にある夫婦の寝室から玄関スペースを通してキッチンを見ています。こじんまりした夫婦寝室と外物置がこの家の平屋部分で、落ち着くスペースです。

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2006年、新築当時の玄関スペース、キッチン、居間の様子です。正面は、普段の出入りに使う杉板貼りの玄関戸です。天窓からの光が気持ち良くはいり、夏は日除けにすだれを使います。

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夏は玄関を入ったスペースをダイニングとして使います。解放感のある吹抜けのダイニング、落ち着いた小スペースのダイニング、季節によって使い分けることが多いです。

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普段の出入りスペースをはいったところです。左が夫婦の寝室。キッチンはアイランド型で、人がたくさん集まることの多いこの家の中心です。料理しながら皆でワイワイするには使いやすいキッチンです。冬はキッチンと玄関スペースの間の引戸を閉めて使います。

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壁からニョキッとつきでたような階段です。大人も子供も慣れるまでは、少しドキドキします。

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新築当時小学2年生だった息子のリクエストで自作したブランコです。今でも使います。遊びに来た大人も使います。

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2階は吹き抜けに面した4mの作業机と、子供室が2室です。子供室手前は、友達がきたときの子供の遊びスペースになったり、室内干しスペースになったり、小さいながらも多目的に使える便利な場所です。

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道路に面したガレージから黒煉瓦(磚セン)を敷き詰めた庭のヤマボウシが見えます。引戸をあけたところにある庭は、外部と内部をゆるやかにつなぎます。広くはありませんが、この中間的な庭スペースはこの家のゆたかさを感じるスペースです。

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洗面スペース。洗面からは裏庭へ出れる勝手口があり、洗濯したものがすぐに干せるようになっています。洗面の手前が浴室、左がトイレ、奥が納戸です。

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敷地南は駐車場に面しています。緩やかに視線を遮り、風を通す格子を設けています。中庭のヤマボウシが夏は日除けになります。

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新築当時の外観。現在はシマトネリコの緑が正面に大きく見えます。和室の横長窓前には格子を設けて、石積みの小さな花壇には山野草が植えられています。四季折々の草花があることで、楽しみが広がります。

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キッチンの背面壁は ベンジャミンムーアという塗料で塗り替えました。
塗り替えの際はワークショップを開いてOBのお施主さんと塗り替え方法を共有しました^^

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大きな引き戸を開けると中庭へ 明るい方へ人の意識は向かいます

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外部とつながることに重きを置いた開口部の設計

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構造:木造2階建て / 敷地面積:217.82 ㎡ /
延べ面積:115.5 ㎡ / 家族構成:夫婦 子供2人 / 竣工:2006年12月

explain

FORMAの自宅であり、夫婦と幼い子供2人のための住宅です。建築家の自邸の設計は、子供が成長して巣立っていくまでの過程を考えつつ、最終的には自分たちがどういう暮らしを求めているかを再認識する事となりました。

夫婦はともにアウトドア派、キャンプ道具やスキー、マウンテンバイクを外部に収納する納戸が必要。格式ばった玄関は必要なく、土間でも居間でも縁側からどかどかと直接入れるのが良い、縁側はポーチであり、ダイニングであり、バルコニーであり、焼肉スペースでもあり、お花見台でもある。ただし、プライバシーと防犯がきちんと確保される空間であること。四季の気配を感じ、素材を感じられる事。

子供たちには、無垢の木材の中で育つ事で木の扱い方を体験してほしい、引戸ばかりの家で戸を閉める時の力加減を知ってほしい、家を手入れして大事にする事を覚えてほしい、自分たちの気持ちのいい場所を見つけて遊び・飾る楽しさを覚えてほしい、季節毎の雲の動きや光の入り方がが違う事を感じてほしい、感性豊かに自然体で育ってほしい・・・。そんな思いを込めた家は、私たち夫婦にとってもざっくりとしたラフな自分たちらしい家をなりました。

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