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FORMAの家デザイン

ツドウイエ

大阪府北摂

構造:木造2階建て

敷地面積:237.52 ㎡

延べ面積:181.19 ㎡

家族構成:夫婦 子供2人

竣工:2012年7月

完成してから7年後に撮影をさせていただきました。当時はお子さんが小学生と中学生でした。1匹の家族が増えたりお子さんが成長されて離れて暮らされるようになったりされていますが、ていねいな暮らしは当時から変わらず訪れるたびに手入れのいきとどいた暮らしを感じます。

設計当時は、物選びの楽しさをたくさん感じられた家づくりされたと思います。家の完成時に「とても楽しかったです」と感想をいただいたのが印象的でした。

ガラスの創作活動を楽しみ、ペットとの暮らしを楽しみ、家族を大事にし、暮らしを大事にし、家を大事にし、家族が仲良く「ツドウイエ」は、ていねいな暮らし方のお手本にしたい住まいです。

里山で暮らす家N邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造伝統工法平屋建て

延べ面積:144 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2019年9月

築90年超の茅葺の古民家を住み継がれてきたNさんご家族。 これからもこの家に住みたいが耐震性、冬の寒さ、段差が沢山ある等老後の不安を抱えておられました。
今回は住宅医による詳細調査を行い、事前に建物の状況を把握した上で予算と要望、その他の与件を整理し設計を行いました。

調査の結果、建物の西側に石垣が近接しており湿気が建物(劣化)に影響を与えていることが確認されました。
構造は伝統工法である石場建ての軸組で屋根はさす又組となっています。
更に、2か所の増築の痕跡が確認できました。
増築時の無理が構造体に現れていて 部屋の真ん中に柱がある等 生活に不便さをもたらしていました。

劣化が進む環境を改善し整え、劣化部分を改修した上で 耐震設計、温熱設計、機能性改善の設計、古いものを活かすデザインを心掛けました。

亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しており、京都新聞社の取材を受け耐震改修の事例として記事掲載されています。

<strong>改修の方針概要</strong>

劣化改修
・屋根葺替(雨漏れ/傷み)
・樋交換
・外壁補修
・構造体 柱、梁の白蟻害

断熱改修
・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105)
・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱)
・開口部 断熱補強 樹脂サッシを追加
・床下断熱設置(ネオマフォームt=90)

耐震改修
・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す
・基礎の増設
・耐力壁の追加
・水平構面の確保(コボットブレース)
・柱、梁の金物補強
・耐震ダンパー設置
・さす又の拘束部材追加

機能改修
・平面計画の変更(家事軽減/機能向上(段差少なく)/美観向上/古いものを活かす/等)
・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等)
・仕上げ材の取替

里山で暮らす家F邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

延べ面積:123.71 ㎡ 1F:89.75 ㎡ 2F:33.96 ㎡

家族構成:夫婦、子供2人

竣工:2018年5月

京都、大阪、兵庫に接する亀岡市の里山で、築60年超の古民家をリノベーションして暮らすFさんご家族の住まいです。
今回のリノベーションは亀岡市の移住促進住宅整備事業を活用した一号物件です。
又、亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しています。

耐震と温熱環境を改善するために、1階の土壁部分は外側に外断熱を施し、杉板貼り部分は耐震壁と外断熱の壁を設けています。
2階は、将来断熱化が出来るように窓廻りの納め方を工夫しています。

間取りについては、1階の水廻りは共働き家族のライフスタイルに合わせた収納や動線を住まい方アドバイザーが提案しました。
2階は以前の雰囲気をなるべく残しつつ、物置を吹抜にし土間に光を取り入れるようにしています。

<strong>改修の方針概要</strong>

劣化改修
・屋根葺替(雨漏れ/傷み)
・樋交換
・外壁補修
・構造体(白蟻害)

断熱改修
・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105)
・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱)
・開口部 断熱補強 現状の木建具の外側に樹脂サッシを追加
・床下断熱設置(ネオマフォームt=90)

耐震改修
・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す
・基礎の増設
・耐力壁の追加
・水平構面(2F)の火打ち梁追加(下屋部分)、2F耐力壁線下部の梁補強

機能改修
・平面計画の変更(家事軽減/機能向上/美観向上/古いものを活かす/等)
・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等)
・仕上げ材の取替

馬町の家F邸リノベーション

京都市東山区

構造:木造2階建て

延べ面積:151.01 ㎡

家族構成:夫婦 子供1人

竣工:2018年1月

<strong>設計趣旨</strong>

築50数年の工房併用住宅

建築主である陶芸作家の藤平伸氏が、柱や梁は大正時代に東山二条にあった油問屋の蔵2棟のいいとこどりをして移築し、工房兼自宅として建てた家です。大きな吹抜けのある土間空間、収集されていた小道具や自身の作品が至る所にあり、空間と相まって濃密な空気感を醸成していました。

部分的な経年劣化はあるものの、構造体は寸法の大きな部材が使われた建物です。今回の改修では、作品展示をする記念館、収蔵品庫と住居スペースを機能的に分けながら緩やかに区切り、それぞれがより快適で居心地をよくするために、建築当初の空間や雰囲気を活かした設計としています。建築当初の素材使いに氏の考えや想いがあると考え、途中に改修されていた部分を当初のものに戻しつつ、整合させていく手法をとりました。

記念館は、吹抜けのある回遊動線の展示スペースと二階小間という構成になります。小間は氏の画集が観覧できると共に展示スペースを見下ろすことができ、太陽の動きによってはステンドグラスから差し込む光のインスタレーションを楽しむことができます。

一年を通じて自然の光や偶然の事象を感じながらここで仕事をされていたのではないかと想いを馳せました。建築当時のままを活かすことで、作品と空間の関係性や、そこに流れる作り手の想いを感じていただけることを願います。


<strong>改修の方針概要</strong>

劣化改修
・屋根は桟葺瓦に葺きかえられている
・外壁のひび割れ部分補修
・構造体(湿潤箇所の改善)
・外構(門扉等)の補修、刷新

断熱改修
・びおソーラー設置
・基礎内断熱(ネオマフォームt=60)
・1階のみで暮らせるゾーン内で仕切れる計画
・開口部(内窓)設置

耐震改修
・耐震診断上部構造評点の向上 偏心量を少なくし0.7以上を目指す
・基礎(ベタ基礎)増設
・耐力壁の追加
・水平構面の強化 2階床面の強化

機能改修
・記念館部分、作業場、住宅部のゾーニングによる平面計画の変更
・記念館部に専用トイレ増設
・住宅部の回遊動線化
・設備機器の刷新
・以前改修に用いられていた新建材を建築当初のイメージと合う材料に取り替え整える
・2階は住宅部から記念館用途に活用
・2階は収納に備えての床強化

Tiny House

京都市伏見区

構造:木造2階建て

敷地面積:78 ㎡

延べ面積:42 ㎡

家族構成:1人

竣工:2015年9月

タイニーハウスは伏見の古くからある街の中にあります。家族で暮らした築50年の住まいの建替えです。 冬は寒くて、築50年をひしひしと感じるところが多々あり、広さも含めて一人で住むには暮らしにくい住まいでした。引っ越しも考えられたのですが、一人で暮らすための規模も予算もコンパクトな住まいができないものかとご相談におこしいただいたのがSさんとの出会いでした。引き継いだ住まいや土地を一人で維持していくための方法として、賃貸での活用も含めて考えています。 コンパクトならではの動きやすさとこもった感を持ちつつ、せせこましさを感じさせない吹抜けや視線の抜けをつくり、自分で手を加えられる楽しみも残しています。

カジュトクラスイエ

京都市西京区

構造:木造2階建て

敷地面積:164 ㎡

延べ面積:98.64 ㎡

家族構成:夫婦 子ども2人

竣工:2014年1月

「カジュトクラスイエ」は家のちょうど裏側にある小さな川沿いに、八朔、檸檬、柿、栗、たくさんの実のなる果樹が緑豊かに並んでいます。ちょうど秋から冬にかけての工事中は八朔や檸檬がたわわに実り鈴なりでした。
ご家族はご夫婦と小さなお子様が二人。元気で明るいご家族と、たくさんの果樹と、家の前にある大きな大きな山桜。街中の家でありながら、緑と四季がとても身近に感じられます。山桜はご主人の小学校入学の記念樹です。
大きくなった桜は家が完成した2014年の春も満開でした。「落ち葉の掃除が大変なんですよ」とおっしゃるものの、お隣のご実家のお父様がいつも掃除をしてくださるようです。お家が完成した日も、撮影の日も、お隣のおじいちゃんと遊ぶ子供達が2階の窓から見えました。ほのぼのする光景がとてもよく似合う家です。

50歳からの二人暮らし リノベーション

京都市西京区

構造:鉄骨造3階建の2階部分

延べ面積:107.66 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2014年10月

リノベーションをしたM邸は、以前は鉄骨造の2・3階を住宅として、おばあちゃんやお子様と一緒の二世帯で暮らされていました。時を経て、現在はご夫婦2人暮らしです。

お2人の暮らしは、週末も含めてゆっくりと家で過ごされる時間はほとんど夜の時間になります。映画を見たり、夜にゆっくり落ち着ける住まいにしたいというのがご希望でした。和室とオフィス以外の壁は全て取り払い、新しくLDK、クローゼット、寝室、それぞれがゆるくつながるワンルームとなっています。

築30年。断熱はなく、冬寒く夏熱い住まいでした。今回のリノベーションでは、壁、床、天井に断熱をし、窓はペアガラスに交換しています。

2人で快適に暮らすための3階建ての2階部分全面リノベーションです。

テイネンゴノイエ #02

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

敷地面積:93.77 ㎡

延べ面積:73.57 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2013年10月

住まい手は、FORMAの自宅近くにお住まいの父母世代からの知り合いのご夫婦お二人。
「自分達より若い世代の人に頼んだ方がいい。」そう思われて、FORMAへ設計の依頼をしていただきました。
ご要望は、
・年を重ねてもできるだけ永くそこで暮らせる家にしたい。
・少しでも地球環境にやさしい家がいい。
・その他のことは中西さんにお任せする。
ということでした。
ゆったりと朝食をとるゆとりや、家を飾る楽しさを感じる、引っ越されたご夫妻からの感想が、これからのご夫婦お二人の新しい暮らしが見えてくるような気がします。

Domaine T

京都市上京区

構造:鉄筋造3階建て

敷地面積:57.97 ㎡

延べ面積:90.20 ㎡

家族構成:夫婦、子供2人

竣工:2013年3月

DomaineT は京都御所の北、交通至便な場所に築30数年経つ家屋の建て替えです。 ご依頼時は飛騨、その後関東に引越され、遠距離での打合せとなりご相談から1年半後の完成です。 お互いのイメージや思いを共有することに時間をかけました。 好みのテイストや素材、又はその組み合わせ、背景について様々なお話しを伺い、方向性を決めた後に計画を行いました。 当初は木造3階建てのプランでしたが、自由な平面計画が出来るように鉄骨造に変更となりました。 この変更によるコストUPをいかに抑えるかについても、計画の大きなポイントとなっています。 外観は美観地区規制のため京都の町家の意匠を踏襲する必要が有ります。 又、準防火地域のため開口部、屋根、軒裏、垂木は金属やモルタル素材に置き換え構成しています。 一方、内観は工場やワイン醸造所のような無骨なつくりがいいというイメージの共有ができていたので、鉄骨の構造部材(H鋼やブレース、胴縁)をあえて見せる仕上げとし白の塗装を施しています。 空間構成はひとつながりのワンルームで間仕切りは最小限。 ワンフロア10坪足らずの空間を圧迫感を無くし緩やかに仕切る為カーテンを使っています。 これら、内装をそぎ落とす事で工事費を抑える事につながっていますが、断熱性能については外断熱で等級4以上の性能を持たせています。 暮らしの要素である「居・食・育」を多様に楽しめる場(用途を限定しない場)を立体的に振り分けることで、クライアントの思い描くライフスタイルを実現できる家となりました。

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