数値的な基準をクリアしつつ、居心地の良い家をデザインします。
FORMAにとって居心地の良いとは、「うつろい」です。
そして「うつろい」は自然をベースとします。
私たちは「うつろい」を表現するために、
パッシブデザインという自然を生かす設計手法を取り入れています。
建築的に自然エネルギーをコントロールするというと難しいようですが、風の通り道、明るさの調整、冬は熱を取り込んだり蓄えたり、夏は熱を逃がしたり、といったことを季節に応じて上手にいかす設計とすることです。
山や田畑、自然豊かな場所に暮らす家だけではなくて、どの家にも自然環境はあります。 どの家も自然の中に家を建てているということです。
地域の気候特性を把握し、必要な性能基準と、自然エネルギーをコントロールする仕組みや考えを取り入れることで、春や秋のように過ごしやすい室温で暮らせる期間を長くする家を目指しています。
・自然な風を感じるように、風の通る方向を把握し、窓を家の対角に配置
・冬場の室内を自然と暖めるために、ダイレクトゲイン(太陽光)を最大限取り入れる南窓
・夏場の日射を遮るための庇や軒
・蓄熱容量の高い素材(土間、土壁、石材など)
地域性、周囲の環境、お客様のライフスタイル、暑さ寒さの感じ方など、さまざまなスタイルがあります。1つの考え方や手法に固執することなく、最小限のエネルギーを使って、最大に快適な暮らしができる家をデザインいたします。
例えば
・パッシブソーラー集熱システムによる暖房や給湯設備(そよ風、びおソーラー等)
・熱交換換気とエアコンを直結し、室内温度を一定にする設備(全館換気冷暖房システム)
・床下エアコン暖房
・薪ストーブ、ペレットストーブ等
建築基準法の耐震基準を満たせば「等級1」、その1.25倍は「等級2」、1.5倍は「等級3」になります。許容応力度計算による耐震等級3の性能を備えます。
既存住宅は、耐震診断を元に耐震補強設計を行い耐震性能を高めます。
ヒート20G1レベルを最低として、G2レベル(地域区分6の場合:UA値0.46)を標準にする設計をしています。
UA値 (外皮平均熱貫流率) |
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テイネンゴノイエ#03 | 0.55 | 実例を見る |
ほどよい家 | 0.54 | 実例を見る |
サルトリイバラハウス | 0.44 | 実例を見る |
タイニーハウス | 0.42 | 実例を見る |
カジュトクラスイエ | 0.54 | 実例を見る |
O-house | 0.40 | 実例を見る |
2.5階の家 | 0.57 | 実例を見る |
Alley House | 0.41 | 実例を見る |
とんぼあん | 0.49 | 実例を見る |
音楽室のある家#02 | 0.39 | 実例を見る |
耐震診断結果 | 耐震改修後 | ||
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2012年 亀岡市篠町 H様邸 | 0.12 | → | 1.02 |
2013年 亀岡市安町 T様邸 | 0.09 | → | 0.88 |
2015年 亀岡市旭町 H様邸 | 0.14 | → | 0.70 |
2016年 亀岡市大井町 T様邸 | 0.17 | → | 0.72 |
2017年 亀岡市西別院町 F様 | 0.33 | → | 0.77 |
2018年 亀岡市中矢田町 T様 | 0.38 | → | 0.75 |
※おおよそ0.7以上で、自治体レベルで補助金対象となる耐震改修の最低基準となっております。
パッシブデザイン、高断熱、高気密、といった上記の話を、
より効果的にする暮らし方の工夫はいかがでしょうか。
例えば、
窓の外側に簾(スダレ)やよしずを利用する。
グリーンカーテンを育てる。
夕暮れに打ち水をする。
南の庭に夏は陽ざしを遮り冬は陽ざしが射し込む落葉樹を植える。
住まい手ができる暮らし方の工夫はいろいろありますし、その効果も大きいです。
無理なくできることから始めてみるのをお勧めします。