-2023.12.1-
妄想がぶっ飛んでいて観測可能範囲をこえました!
ユキサキさん主催の妄想観測喫茶がミライマで開催されました。
妄想観測?人の妄想をどうやって観測するのかと思いますね。
お話しをお聞きするのかと思っていたところ、実はそれだけではなかったのです!
今回、妄想を観測される人は、中田俊さん。
プロフィール:株式会社夢びと
やんちゃ盛りの娘(11歳)と息子(9歳)、娘(4歳)のパパ。食堂と体育の授業のみ通い大学を中退。お弁当配達フリーターから税理士となり起業。アフリカやアジアなど色んな国をまわり、地球全体での持続可能な取組みを始めるため学び場とびら、士心(相続中)、ごみカフェKYOTO、物々交換コミュニティ『ぶつぶつ』、京都祭コインcomo運営中
頭の中でどんなプロセスを経て、その行動、その現象が起こっているのか、とても興味のある中のお一人が中田さんだったのですが、結果、予想を大きく超えました。
聞けば聞くほどそれってどういうこと?という観測可能範囲を超える妄想と、すっかりファシリテーターという立場を忘れてしまった私に変わり、ユキサキ神野さんの素晴らいファシリテートのおかげで、参加者のみなさんも、終始前のめりで頭の中をぐるぐるかき回されたんじゃないでしょうか。
質問が次々出たり、質問する前に理解できないんですが的な雰囲気が、なんとも楽しかったです。
そして、物理的な観測、中田さんの脳波を観測することも同時に行われ、お話しされている時の脳波の状態についての解説もありました。かなり特徴があるようです。嘘発見器にかけられている人のようですね(笑)
個人的に感じたのはこんなことでした。
地球規模。アフリカや世界各地へ行った中田さんの判断基準のひとつは、それはアフリカだとどうだろう?それは植物にとってはどうだろう?そこにあるようでした。小さなコミュニティや一部の地域の人にとってはいいことでも、地球規模に視野を広げると、それっていい方向に進まないということもあるかもしれない。個人的なことだけではない幸せ、well-being、心地よさ、温かさといったような、人が本来もっている感覚に触れる感じがします。
価値観の揺さぶり。その揺さぶりは、自分の当たり前と思っている常識や、社会の中で培われた思い込みを、それってそうなの?そうでなくてもいいのかもしれない。そんなところに響き、その実践をしている中田さんに触れていると、そっちがいいねとその世界観が周りへ伝染していく気がします。
そして何かしらのモヤモヤ。それは、お金というものに縛られて動いていることに気が付くことかもしれないし、お金ってどんなふうに流れるといいんだろうと考えることかもしれない。そうして考えると日々のお金の使い方、使い道に変化が起こるかもしれない。普段自分の使うお金は、どこに流れているんだろう。はやく、大量に、安く、そういったものに流れたお金はどこかへ循環しているのだろうか。お金はどこに流れて、どんな循環をすると、人や地球を幸せにするのだろう。
中田さんの活動は、「すぐに」や「大きく」といったことを求めるのではない、じわじわ広がる強さと、誰でも入っていける、受け入れてもらえる安心感があるようです。
観測した結果からのこたえがあるものではないので、頭の中がぐるぐるモヤモヤする妄想観測喫茶は、妄想ではじまって妄想をそれぞれが持ち帰ることになったのではないでしょうか。モヤモヤ感が、それぞれの何かしらの活動につながればいいなと思います。
不確実で複雑、不透明で曖昧と言われるVUCAの時代、自分の妄想、人それぞれの妄想、どんな妄想が魅力的で、人に応援され続けていくのでしょうね。
中田さんが運営されている京都祭コインcomoは、3ヶ月で腐る共感コミュニティ通貨です。祭コインcomoは共感コミュニティ通貨eumoのシステムを使っています。ミライマはeumoの加盟店なので、今回、参加者のみなさんが、comoやeumoを使うきっかけになったのもよかったと思います。
お話ししてくださった中田さん、企画してくださったユキサキ神野さん、ありがとうございました。
そして、平日の夕方から人の妄想を観測するというイベントに、わざわざミライマまで来ていただいたみなさんに興味がわきます。きっと頭の中に妄想がいっぱいの方ばかり。そんなみなさんの妄想も観測してみたいと思いました。ご参加ありがとうございました。