-2024.9.6-
一人一人が水源になろう。森の再生は僕らの再生
9月1日のお話し会「森の再生は僕らの再生」に参加してくださったみなさん、来てくださってとてもうれしかったです。ありがとうございます。
さて、主催して言うのもなんなんですが、とてもいい会でした。
森のお話しや活動は、次回に続きそうな気がしています。よければまた参加してくださいね。
僕は会社員にはならない、好きなことで生きていく
お話ししてくださったのはふじいもんこと、藤井芳広さん。のっけから強烈な個性というか生き方にパンチをくらった感じでした。というのも、すでに高校生の時に「僕は会社員にはならない、好きなことで生きていく」と決めたそうです。
というと、とても強めのイメージをもたれるかもしれませんが、目の前でお話しされるふじいもんは、とてもやわらかな口調で穏やかな雰囲気を持つ方でした。
藤井芳広さん:NPO法人いとなみの代表理事、コモンフォレストジャパンの代表理事、福岡県糸島市を拠点に環境再生型の森林農業のモデルづくりに取り組まれています。
森の実践者と、森と子どもの活動と、森持ちのモヤモヤ
まずは、現在、福岡市と隣の糸島市でされている森の活動のお話をお聞きしました。そのあとは3人のクロストークです。
一人目は、森の再生の実践者であるふじいもん。二人目は、ミライマは亀岡市の旧青野小学校区(今年の3月で廃校になりました)でしたが、こちらの地域で活動されている青のたすきの藤田理恵さん。そして三人目は、祖父母から山を引き継いだもののどうしたらいいのだろうと心にモヤモヤを持っているテルさん。
それぞれの立場から、山や森のことを話してもらいました。子どもたちと一緒に面白そうと思うことにまっすぐな理恵さんと、全体的にどうなっていくといいかと妄想が頭をめぐるテルさんは、よきコンビになっていきそうな気がしました。
後半は参加してくださったみなさんで車座になって、それぞれが前半のお話をお聞きし、それぞれが感じたこと、それぞれの価値観で思うことを、みんなの輪の内に言葉として置かれました。いろんな感じ方や想いがあるからこそ、人はどのようになるといいのかを考えることになるのでしょうね。
参加してくださった方は、ふじいもんつながりの方、私たちや地域つながりの方、eumoつながりの方、おおよそ1/3ずつでしたが、驚くことに参加者の半数近くが山もちでした。
山を持っているが場所がはっきり分からない、この先どうするといいだろうと思っている、ということは共通点としてありました。
一人一人が水源になろう。そして、いいものを贈っていこう
そして、具体的な次への行動は、ふじいもんが福岡糸島でされている皮剥き間伐ワークショップです。皮剥き間伐は小さなのこぎりと竹べらを使って樹木の皮を剥いで行う、子どもでもできる間伐方法です。
今年度、はじめて青のたすきさん主催でも行われたようですが、参加者のみなさんからワークショップに参加したいの声も多く、すでに定員に達しそうなくらいです。おそらく次年度も青のたすきさんで開催していただけそうでお話し会が次につながっていく動きができそうです。
お話し会の最後にふじいもんからのメッセージです。
「一人一人が水源になろう。そして、いいものを贈っていこう」
料理を囲み話しは尽きず
お話し会が終わったあとは、ミライマのお向かいにある弄月庵さんでの懇親会でした。
店主のセンスが感じられる茅葺古民家で、みなさん大絶賛!の美味しい料理をいただきながら、話が尽きず終了予定時間はどこへやら。うれしいなぁ。
今回のきっかけを作ってくださったeumo事務局のかゆきさん、そして、ふじいもんはもちろん参加してくださったみなさんが、安心して話せる場にしてくださったおかげで、次につながるとても楽しいお話し会になりました。ありがとうございます。
最初は森というとなかなか自分ごとにならない気がするなぁと思っていました。それが、こうしていろいろな方が集まって、それぞれ思いを話したり聞いたりすることで、何かしら小さな接点ができる。そうすると、何か自分のアンテナに引っ掛かることが出てくるのでしょうね。
個人的には、ベリベリと木の皮を剥く皮剥き間伐体験が面白そうでやってみたいと思いました。
木という漢字が3つで森ですね。木が3本なら、どんな人もどんなところからでも小さな接点見つけられそう。目の前のことも大切に、100年先の未来へも意識をむけて、さてどう行動するといいのかなぁと考え続けていきたいです。
ミライマは、京都府亀岡市東本梅町の里山の一軒家です。
well-beingな生き方につながる活動、未来へつながる活動、里山の環境をいかしたイベント、セミナー、ワークショップなどの活動を応援しています。
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