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-2011.5.6-
中古住宅をリフォームする場合の取り組み(その2:事前調査)
■事前調査(建物の簡単な健康診断)
リフォームの相談を受けると、まず最初にリフォームに関する事前調査を行います。人でいうと健康診断の段階です。
健康診断だけで手術をする人が居ないのと同じで、この事前調査のみでリフォームを行うことはできません。
この事前調査の後に、詳細調査(建物の精密検査)を行うことが重要です。(それは次回のコラムで)
事前調査の目的は、建物の大まかな状況を把握するとともに、住まい手が詳細調査の必要性やその調査内容をしっかりご理解いただくことです。
下記がリフォームに関する事前調査のプロセスとなります。
<事前調査のプロセス>
- まず、住まい手へ詳細調査(建物の精密検査)の必要性やその調査内容についての説明を行います。
- 建物の履歴や現状、たとえば災害にあった経験、増築、改築の有無、現時点での不具合等のヒアリングを行い、目視の範囲で簡単な診断を行います。
- 上記の事前調査で得た情報をベースに、詳細調査の見積もりを住まい手に提出します。
- 住まい手に詳細調査を行うか行わないかを決断してもらうことを説明します。
- 住まい手が詳細調査を希望する場合、調査費用の積算を行い、詳細調査の日程を決定します。
上記の事前調査のプロセスを経て、詳細調査の計画の立案と準備へと進みます。
→ 中古住宅をリフォームする場合の取組(その4:すまいの診断レポート)
→ 中古住宅をリフォームする場合の取組(その3:詳細調査)
→ 中古住宅をリフォームする場合の取組(その2:事前調査)
→ 中古住宅をリフォームする場合の取組(その1:はじめに)