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-2018.4.11-
設計内容(なぜこれなの?)を伝える事。
こんにちは、京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室
住宅アーキテクトの中西義照です。
先日設計中のクライアントからの質問がありました。
「なぜこれを選ばれたのですか?」
この外壁の素材は選ぶ際にサンプルと施工例を見てもらい承認されていたものでしたが。
改めてこちらの思考の過程をお伝えしたところ。
「詳しい説明ありがとうございます!!
そこまで考えていただいた上で選択してもらっているのだと知ると、
中西さんの建築士としての仕事のこだわりや奥深さに恐れ入るばかりです・・・・
ありがとうございます。」
詳しい説明とは、選択に至った過程をお伝えしただけなのですが、文面から喜んでいただいているような気がして、こちらもワクワク感が高まってきました!!
思い返すとそのあたりの説明の時には、完成形はどうなるかのイメージをお伝えする事に終始している事に気づきました。
好みのものだと → 好きー!
カッコよくまとまると → かっこいい!
出来上がりのイメージの表面的なところの印象しか残らないものです。
合わせて、なぜこれを選んだか?という選択までのこちらの思考過程や思いをお伝えする事で思いが共有出来たのではないかと思います。
思い返してみれば、話を聞くときでも相手の思いの強さや深さが大きいほど良く伝わってきますよね。
今回のやり取りの中でクライアントは壁の素材の理由を知る事になったわけですが知る事で腑に落ち、愛着が深まる事につながるのではと思った次第です。
・当たり前のように選択しているものでも選択した理由があります。
・なぜそうしたか、思いを伝える。それを伝えなければ伝わらない。
・伝えれば、クライアントの家に対する?が腑に落ち、愛着につながる。
私の場合は、愛着のある家を考える事、人生を楽しめる場(家)を考える事を大切にしているので
繋がるのなら実践して行きたいと思います。
クライアントとの対話の中でこちらも勉強させてもらっています。
ありがとうございます。
京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室、 住宅アーキテクト 中西義照のブログを読んでいただきありがとうございました!