category
-2021.8.7-
施主は孤独 3
徹底的なコスト削減と自由設計をうたう建設会社とやりとりする中で出てきたプランがしっくりこない井元さん・・・
自由設計（注文住宅）という言葉がありますが 自由設計（注文住宅）はお施主さまの要望に対応できるという事で要望以上になる事は少ない。
なぜならばコスト削減ウタっている会社は設計段階や家を建てる過程を合理化の名のもとに徹底的に単純化しています。
なので要望を実現することがゴールとなっている場合が多い。
会社の考えるゴール以上の事はオプションというお金の形で表れて、結局ローコストにならないという話をよく聞きます。
一方、FORMAでは注文住宅と呼ばずに 提案住宅 と言っています。
お施主さんご家族の未来と、社会を感じとる中で在り方の可能性を共有しながら専門家としての提案をすることに重きを置いているからです。
要望や想いの本質を捉え、様々な発想手法を用いて要望そのままの形として現れるのではなく形を変えて現れる。
勿論、予算の中でバランスを取りながら。
そんなアイデアを提供しているからです。
建築会社の方針と井元さんのしっくりこない感 その間にある溝を埋める事が出来ると直感的に思いました。
「赤ペン先生やりましょか？」
建築好きであろう井元さんのざっくばらんな物言いの背後に家づくり失敗しないぞ！という強い意志のようなものを感じました。
いつもならこんな提案をすることないのですが今、思い返すと 井元さんの家づくりが失敗してほしくない！
一緒にいる間に最大限のサポートが出来る方法はないかと考え、既に依頼される会社が決まっているという状況なので一から考え直すというよりは実現可能なアプローチで関わる事がベスト。
井元さん：「お願いするなら費用をかけてでもぜひ頼みたいです！！」
という流れで井元ハウスに関わる事になりました。
事務所に戻り所員に報告すると 井元さんのファンでもある所員は「赤ペン先生！よく言った！！」と大喜びでした 。^^
そして机にプラン図を広げて二人で眺めるのでした。
すると見えてきた事がありました。
