いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2020.3.23-

建築見学 香川県立体育館

一昨年、出雲大社の 庁の舎(菊竹清訓さん)1963年の現存する姿を見逃したぼくは解体の危機に瀕している近代建築を出来る限り見ておきたいと思いました。

 

昨年から何かと縁のあるうどん県 香川。

 

香川といえば船の体育館(1964)!

入学試験時の面接で好きな建築家は丹下健三!とにわかの知識で答えていたことを思い出し恥ずかしさを禁じ得ません^^

丹下といえば和船をイメージさせる体育館 父の書斎にあった建築雑誌で見た記憶が今でも残っています。

 

街中に突如現れるこのカタチ!

そしてボリュームは正に船。

中ほどが体育館、せり上がった船の先に向けて観客席があるという構成です。

構造も鉄筋コンクリート高張力サスペンション構造という車のショックアブソーバー?のような特異な構造^^

東京の代々木競技場も同構造であることからその原型といわれています。

2012年の耐震の調査時に天井が落下する可能性があるということで使用中止になり2014閉館されることが決定しています。

 

内部は見る事が出来ませんでいたがこの造形は見ておくことをお勧めします。

それだけインパクトがあり、きっとこの場所を使う人々の心象風景となっていることと思います。

 

このゾクゾクする感じ。

忍び込みたい衝動にかられます^^

 

周囲を歩いていると赤レンガの建物に「香川県立体育館保存の会」の看板が!

HPで存続の為署名活動もされています。

時間外で入れませんでしたがインスタもあり!(内部写真が見られます)

 

香川県庁舎(1956)も丹下健三の設計ですが当時の 金子正則知事が洋画家の猪熊弦一郎からの勧めがあり依頼することになったという経緯がある。

その八年後にこの体育館が完成、東京ではオリンピックの年で代々木競技場ではバスケットや水泳の競技が行われていた時代です。

丹下氏は日本人初の「オリンピック功労賞」を受賞。

 

このスケールと造形に圧倒されます^^

見ることが出来て良かった~^^

 

京都の設計事務所 FORMA建築研究室 「建築を通して円満を伝える合気道建築家」 中西義照(てる)でした。^^

 

誰それ?どんな人?と興味をもってくださった方はこちらのブログをご覧ください。

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建築を通して円満を伝える合気道建築家」中西義照(てる)プロフィール

 

 

 

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