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-2018.2.19-
homifyの特集記事「高さを楽しむ住まいbest5 – 面積以上の広がりを感じる家!」
こんにちは、京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室
住宅アーキテクトの中西義照です。
今回は住まいの総合ポータルサイトに掲載されたという事と吹抜けに関連する事を書いてみました。
homify とは世界の住宅デザインなど、最新情報を得られる「住まい」総合ポータルサイトです。
特集記事「高さを楽しむ住まいbest5 – 面積以上の広がりを感じる家!」 に 「Domaine T」が取りあげられました。
時々、取り上げて頂いてありがとうございます。
高さを楽しむ住まい、ぴったりくる特集です。
domaine Tは 面(二次元)を空間の容積(三次元)ととらえて暮らしの中で活用方法を考える事も趣旨の一つ。
使われていない部分をより使える事、住まい手のスタイルを組み込んだコンパクトだけれど機能的にそして楽しめる家になるようにと設計したお宅です。
スキップフロアや吹抜けを作る事で余条件や問題を解決する事に繋がり、結果としてひとつながりで視線の抜ける空間となりました。
今、吹き抜けに関するコラムを書いているところですが、吹き抜けを取り入れる事で色々な良いことがあるのです。
Domaine Tの場合で言うと都市型の3階建は本来各階で分断される平面計画となりがち。
住まい手の行動や暮らし方において建物を利用する範囲が限定的になる事に繋がります。
吹抜けを介して3層のつながりを持たせることで暮らし方に多様さがもたらされることも趣旨の一つと考えました。^^
例えば季節に応じて食事する場所や寝室が変わるとか時間帯に応じてくつろげる場所を変えるというような・・・
空気環境や陽射し、家族のコミュニケーションが文字通りひとつながりになった事でその時々の居心地を生み出す事になります。
吹抜けを取る事は発想次第でどのようにも使える自由さを得たり、可能性が広がると考えます。
吹抜けの魅力の一例ですがこれからも堀下げて考えて行きたいと思います。
自分達らしい人生を送る事の出来る家のリフォーム、新築を考えておられる方の参考になればと思います。
読んでいただきありがとうございました。 中 西 義 照