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-2017.11.20-
床下の断熱改修の考え方。
10年前に築10年の家を購入されたOさん。
既存住宅調査をご依頼頂き取り組む方向性が明確になり、今回の工事が始まりました。
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これまでの経過はこちら ↓
https://www.forma-fae.com/wp/arch-column/iedukuri-column/reform/20170813.html
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取り組む事は、外部のメンテナンスと内部は暮らし方に合わせた温熱環境の改善。
(屋根、断熱補強に合わせて空気集熱ソーラー「びおソーラー」を取り入れ、冬の暖たたかさの助けにしようというもの。)
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これまで冬場は寒くて一階を使わないとおっしゃっていたOさん夫婦。
冬使わないという事は物置場となり長い間有効に使われていなかった模様。
温熱環境を改善する事で使い方がどのように変わるかが楽しみです。
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前回までのお話はこちらから。
https://www.forma-fae.com/wp/arch-column/20171111.html
さて本題、前回の床下の状況と、びおソーラーを使う上での工事の状況を見てみましょう。
(床が断熱ライン?しかし断熱材が入っておらず床板一枚で外気とつながっていました。)
床板を撤去して基礎の内部を掃除した状態です。
外壁、間仕切の下部に空いていた開口部に通気止めを設置して空気の移動を止めて行きます。
基礎の立ち上がりとスラブ面に断熱材を貼り、継ぎ目部分には発泡ウレタン。
部分的に配管が密集しており、セルロースファイバーを吹き込む方法も検討していた工務店ですが、何とか同じ断熱材でやってみるという事で進行。
継ぎ接ぎにはなりますがうまく施工できていました。
浴室部分は同様の工事が出来ないので、セルロース等による吹込断熱を工務店さん側で検討してもらっています。
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下地材に防蟻処理をします。
床下には屋根から集熱した空気が行き来する為、床下は室内という考え方なので、ホウ酸を原料とする防蟻処理。
人に害がない防蟻措置となります。
現場でないとわからない事もありますのでその場合は現場に行くわけですが、現場に行けないときはこうして状況写真を送ってもらって見ながら工事を確認しています。
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床下の基礎断熱化が終わろうとしています。
この状態でも寒さに対する対処としては体感的に大きく変わると思われます。
そして、びおソーラーで集熱された暖かい空気が吹き込まれると更に改善されるのではないでしょうか?
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びおソーラーについてもメーカーからの見解(基礎下のファンの音問題、吹き出し口位置)が出てきて、支障がないと判断しましたので、部材の発注に進めます。
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工事的には水廻りの完成を急いで日々の生活が普段と同じように出来る復旧を目指して、更に進んでいきます。
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さらに続きます。
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