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-2017.7.20-
断熱材。中西さんならどれを使いますか?
断熱材を決める時によく聞かれる
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「中西さんだったらどれを使いますか?」
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これは結構難しい質問なのですが。自分の中での選択手順を改めてたどってみました。
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1.設計する建物の外皮性能を出します。
2.設計内容によってそれぞれ温熱環境にかかわる場所や面積が異なります。
3.外皮性能が目標の数値になる様に断熱材の種類や構成を検討し選択します。
大まかに言うと・・・
・窓が多く、窓の性能が良くないものを使用した建物、充填断熱プラス付加断熱(外断熱)で壁の性能を上げて窓比率の高い分の熱損失を補填する。
・窓が少なく、窓の性能が良いものを使用した建物 、充填断熱だけでも可能。
・工事会社の施工性で充填断熱、気密の性能が不安な場合、吹付断熱材を使用。ただ、外壁側でボード気密工法にすれば施工クオリティの不安も無くなりしっかり気密が確保できるようになりました。
後、コスト的な事を加味すると自ずと何を使うかの選択肢が絞られてくるという感じ。
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外皮性能(Q値)を1.8~1.9W/㎡Kを目標に断熱の種類と構成を決め、素材の持つ特性と好みを踏まえ、コストバランスの許される限度の断熱材を選べば満足度は高いと思います。
(個人的には物質の安定性やコストパフォーマンスで見た時にはグラスウールのボード気密工法を使う事が多いです)