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-2017.2.27-
階段のかたち1
地下から1Fへの階段。[SUMIKA 墨家・棲家・澄家 2007 設計]
一段目は廻り階段になる事を嫌って、一段上げた床から二段目が始まり六段目までは力桁で支え踏み板が乗るタイプ。七段目からは蹴込み板が付きます。
材は杉の板で厚みは36mm程オスモ塗装。 手摺はフラットバー+杉材です。
こちらは2F~3Fへの階段。
白い漆喰の壁を活かしたいため、階段部材はフラットバーと呼ばれる板状の鉄材をトラス上に組んでササラ桁とし、天板は杉材を取り付けています。
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真横から見ると段板がリズニカルに上昇していく様が橋梁を想起させますが細い材のため圧迫感が無く華奢な感じがします。
踏板はフラットバーの巾を大きくして板を乗せる方式。これだと見上げた時に踏板の裏の板目が見えることになります。
SUMIKAではB1F~2Fまでの「行って来い階段」見上げる視線を重視する事と漆喰、木(古材)、鉄の素材感の量感バランスを考えこの納まりとしました。
手摺もフラットバーですが、手摺上端に杉材を加工して取り付けています。
「冷っ」を防止する役割です。
こちらも上の事例と同じ考え方の階段です。 [S邸 2003 設計]
廊下に面した階段の圧迫感を無くすという意図でやっています。
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黒い方のササラ桁は両方に配置しているため、壁を仕上げてから階段を取り付けていますが、こちらは踏板が壁内部に貫入するタイプ。
こちらは階段先付けのため、壁仕上げは後からになります。
そして、踏み板下部にスチールプレートを通して剛性を高めると同時に板の裏側の存在を消し視線の抜けをよくしています。
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この踏み板下部にプレートを通すという手法がとても強く出来上がったという経験をすることで今後の階段デザイン追及の展開に繋がっていきます。