いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2022.1.1-

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

人との出会いの中でこれまでご依頼をいただいたお施主さん、ご協力いただいた業者さん、建築が出来上がるまでにサポートしていただく各部門の専門家のみなさん、そして信じて支えてくれている所員のおかげで新年を迎えることができました。ここにお礼申し上げます。

昨年は、今までのお施主さんからのご紹介からの依頼が増えているのがとてもうれしい一年でした。 

今年は独立から22年目、ゾロ目の年。

昨年はじめたことを更に進め、そして新たに始めていきたいことがあります。 

昨年は、HPのリニューアルをする過程で、FORMAの大切にしていること、価値、社会や人々の課題に役立つことが明確になりました。

うつろい家デザイン

家を「生きるための場所」ととらえ、よりよい人生を歩むための居心地の良い場所をデザインすること。

1)well-beingを見つける家のワークショップ

実現のための一つのアプローチとして、本人のより深い想いに気付き「家族の理念」に近づくためのワークショップの取組みをはじめました。

参加していただいた方それぞれが、自分自身のあり方を再確認されたり、気がつかれる現場に立ち会うことができました。

家を考える時に、大切にすることや大切にするモノを家族で共有したうえで、それらが居心地の良い家をつくるための基礎となる可能性を感じることができました。

well-beingを見つける家のワークショップ

次回の開催は 2022年1月23日(日)です。

開催ごとに参加者の個性や特徴が表れるので毎回違う学びがあり、グループワークならではの異なる価値観や観点に触れるところも面白いです。

ちょっと参加してみようかなという方、お気軽にお申し込みください。

【お問合せはこちらからどうぞ】

2、ラフに話そう後悔しない家づくり座談会

家をどう手に入れるか?という問いに対して参加者の感想から課題が見えてきました。

・優先すべきことは何なのかわからないまま進んでしまうこと

・選択枝がどれくらいあるのかさえ分からない

・家や暮らしに対する知識がなさすぎて危険だと思った

・そもそもわかっていないことがわからない状態

こちらでは家づくり選択の方法がわからない現状、お施主さん自身の思いが明確でないこと、相談するところをどのように選択すればよいのか定まらないなど業界の説明不足を感じる内容で、家づくりの根本である暮らしのリテラシーが不足していると感じました。

FORMAや個人的にお付き合いのある方など、まずは身の回りの方達から暮らしのあり方や居心地のある場の魅力を伝える場面を増やしていきたいと思っています。

具体的には自宅見学、家のワークショップ、ご相談、フリートークやイベントなど、月に一度程度、意識的にお伝えしていきます。

3、MIRAIMAスケッチ

起業家の方や経営者の方からのご依頼が多いです。

これから具体的な空間や場を作ろうとしている方、言葉や想いの段階から一歩進めて具体的なカタチにするお手伝いです。

お話を聴かせていただき、コンセプトを共有し実現可能な空間、カタチをスケッチで表現いたします。

この2年間で18件のご依頼をいただきました。

https://www.instagram.com/miraima_sketch/

https://miraima-wa.amebaownd.com/pages/4275014/page_202009301626

スケッチは、未来を実現させるためにチーム内でイメージを共有できたり、共にやっていこうという物理的な目標として使うことが可能です。

実現したい未来がある方をMIRAIMAスケッチで応援したいと思います。

目標は1000個、1000人方の想いをお聴きしてスケッチにしていくことです。

抽象度の高い想いを具体的なカタチに昇華させることは、普段設計でおこなっているので得意にしています。

抽象度が高すぎたり、村や街という依頼が来たときは「えーっ!」となりましたがむずかしいほど火が付きます^^

4、伝える

幅広く設計業務について伝えることに取り組んでいきます。

週に一度、建築の学校で設計の非常勤講師をしていますが、生徒だけでなく、プロの方、若しくはプロの卵の方、対象は若い設計者、工務店の設計者、マニアックなお施主さん(笑)

働き出してからは33年、独立して21年の経験があります。

特に、独立してからは常に設計がよりよくなるように日々挑戦をしていて、この小さな挑戦がこれから同じようにはじめようとする人の役に立つのではないかと考えています。

例えば、お施主さんへのプレゼンの方法・打合せの方法・行政との話の仕方・便利な使用CADソフト・温熱計算・省エネ計算・各種申請書類のまとめ方・パッシブデザイン手法等々

あげればたくさん出てきますが、これらのことをそれぞれで取り組んで時間を使うより、経験者の話を聞くことで解決できたり、良い方法が見つかったり判断が早くなれば、時間の効率化に役立つと思うのです。

そして、設計事務所のビジネスモデルは色々ありますが、今やっている分野に固執することなく未来の設計事務所(ゼロからカタチをつくるチーム)のあり方を一緒に考えていける仲間を募りたいと思っています。

具体的には、はじめてみて走りながら考えたいと思います。

memo

Yhouse

5、工事方式、デジタル化

2021年はウッドショックや材料の値上がり、納入時期の遅延が起こり、今までのコストで家が建たないという状況がありました。将来、職人不足による価格上昇も起こる可能性もあります。

設計と工務店、工事会社、商社などと、情報交換、資材調達なども含めて連携することも時代の流れとして感じています。

FORMAがこれまで行ってきた方式と非常に近しいECI方式(アーリーコントラクターインボルメント方式)なども取り入れ、妥当性の検証、タスクの効率化、DXなど、効率化することを一緒にやろうという工務店さんの協力もあり進めていきたいと思います。

お施主さんの選択の幅(コスト、素材、仕様)を明確にし、選択されたコストが事前にわかる状況にしていくつもりです。

その他

【空き家の活用方法】

【使われない部屋の活用方法】

【家の維持管理についてのソリューション】

【リノベーションのタイミングに知っておくべきことを伝えたい】

【他業種との緩やかなコラボチーム】

街や人の暮らしに課題を感じていて、他にも挑戦したいことや考えたいことがあります。

とにかく家や暮らし、建築にまつわることで役に立てることがたくさんあると感じています。

固定観念や既定路線を疑い、関わるみなさんがよりよくなるようにFORMAらしくやっていきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

京都の設計事務所 うつろい家デザイン FORMAフォルマ

お気軽にご相談下さい!

【お問合せはこちらからどうぞ】