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-2022.2.18-
土蔵造り断熱化スタディ
築100年以上の蔵を住居にされているお宅の全面改修計画にあたり
構造性能、温熱性能、劣化の復旧、住まい方の改善等を視野に入れスタディしています。
土蔵つくりということで土の蓄熱、調湿性能を活かした断熱とその実現に向けた詳細をスケッチしてみました。
柱の劣化程度を調査し健全と判断した部分は土壁を残します。
土壁を残しつつ外張り断熱壁で囲む作戦。
問題は不陸(凸凹)の解消と下地の固定方法。
固定部分が柱と貫のみとなり少し取付強度が足りません。
内部側に耐力壁の下地として立てる受け材も外部の下地を留める機能を持たせると共に胴縁で不陸を調整する方法を考案しました。
工務店の担当大工さんからも同時に解決出来て作業性もよいとおおむね高評価を頂きました^^
さらにブラッシュアップしていきます!