いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2024.12.25-

キッチン浄水器 設置 @Nshouse

建築地である京都府亀岡市の水源は地下水を利用していて水が美味しいと定評があります。

パーマカルチャーの学びの中では水をどのように手に入れるかは大きな問題となります。

普段はインフラとしての水道水利用をしていますが学べば学ぶほど災害や公害のリスクによって汚染されるリスクもはらんでいることを知りました。

非常時には雨水利用タンクに備蓄していて濾過が出来れば容量3㎥で一般家庭で事足ります。こちらのシステムが構築できればインフラに頼らなくても生活することが可能となります。

このシステムをつくる事を目標としているのですがそれまでのリスクに対する対応として

浄水器を取り付ける事にしました。

NsHouseのキッチンは二つの水栓が付いています。

向かって右の水栓に浄水器を付けます。

通常水栓が一つなので浄水専用水栓を設置することになる場合が多いのですがこのキッチンは必要ありませんでした。

というのも浄水器はフィルターで濾過するため使う水の量に応じてフィルター交換頻度が異なります。

浄水は主に飲用とする方がフィルター交換頻度が少なくなるので専用水栓とすることが多いのです。

そして浄水器をどれにするか?

検討項目は以下の通り

設置位置:アンダーシンク

サイズ:引出しの隙間に設置可能なサイズ

除去物質種類:17種(PFAS含む)

浄水能力:大きいほど良い

本体の素材:ステンレス製

フィルターの交換頻度:なるべく長く使える性能の物

取付のしやすさ:水道屋さんに頼まなくても自分でできるもの

以上から見つけたものは

株式会社ドリームバンクという水処理装置メーカーの【アクシオ】という機種です

家庭用だと水栓が付属している【ビューク】という機種があるのですがメーカー曰く業務用のアクシオだと水栓が付属しないのでこちらがお勧めという事も有りました。

国内生産で直売という方式にも惹かれ、購入前の質疑に対しても迅速にLINEによるやり取りで丁寧に対応していただきました。

取付に際してはキッチン側の接続方法を確認する事も大切です。

キッチンメーカーも水栓が海外製という事も有り特殊な口径が使われています。

浄水器との接続に際して接続金物の口径規格を事前に確認しておくと確実です。

幸い同じ口径という事が確認できたので購入しました。

接続については付属の取付キットのホース端部形状が凹凸が合わないという事はありましたが平行ニップルというアダプターを挟めば問題なく取付出来ました。

取付手順備忘録

1.止水栓を閉めて水を停め管に溜まっている水を抜く (ホースを外した時の水の漏れを防ぐため)

2.キッチンの引き出しを取り出して作業スペースを確保、水漏れしてもすぐにふけるようにウエスを準備

3.仮組して接続、設置位置とホースの取り回しを確認

4.ホースを外し設置、ホースをつなぐ (INとOUTを間違わないように)

5.試運転 通水を確認し浄水器からの水が白から透明になったこと、水漏れが無いか確認

6.設置完了、引出しを元に戻す

以上

ここまで15分程度。

素人でも簡単に取り付けられました。

その後タイムリーな事にニュースにて近畿地方でも水道水から※PFAS 濃度が高い地域が複数出てきた事を聴く。やはり人間の行う行為が環境に対して影響あるという事実感します。

先ずは知って出来るだけそのリスクを減らす事。

自分たちも環境負荷の少ない暮らしを心掛ける。

一人一人が当事者意識をもって取り組むことで大きな改善となります。