住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2024.6.2-

緩めるところから可能性

4月から大学生になり寮生活をしている娘が、大学が1週間お休み期間中ということで2ヶ月半ぶりに帰ってきました。

おやすみ期間中の課題がまだ一つあるらしく、昼間は外のデッキで何やらやっているなと思っていたら、日が暮れると家の中に入ってきて階段を机にしています。リビングには大きなテーブルがあり、本人のお部屋に机はあり、2階のワークスペースには長机もあるけど(笑)

足をぶらぶらしながら落ち着くのか…と、思いますが。

久しぶりに見たこの姿。気持ちのいい季節は自然と外に出ているし、その時々で自分が心地よくいれる居場所へ感覚的に動いているように見えます。動物的なのかもしれません。

「階段は1階と2階の上がり下がりに使うもの」機能的にはそうなのでしょうが、動物はそんなふうには思わないだろうし、そう思い込んでしまうことで、もしかしたらせっかくの心地よさを見逃してしまうことがあるかもしれないと思います。

階段は椅子になる。座れたら猫のように外を眺める、本を読む、作業をする、コーヒーを飲む。1階に近いところに座る、2階に近いところに座る。高さの違いが発想の違いにつながることもあるかもしれない。

同じ環境にいたとしても、人それぞれどのように行動するでしょう。どのように場所や空間が見えているか、捉え方や目には見えない五感の働かせ方の違いで、どのように家を使い、どのように暮らすかが変わりそうです。

リビング、ダイニング、寝室、子ども室、階段やデッキも含めて、一般的にそういった名前をつけてしまうことで、使い方を限定していることも多いかもしれませんね。

家の外も内も、柔軟に捉えてどこもフレキシブルに、居場所の一つと考えてみる。

常識、思い込み、自分で決めたルール、そしてそれらの人への強制。そんな制約を一旦、解放してあげる、緩めてみるといいなと思っています。

近しい人や友人知人、アドバイスをくださる方もいらっしゃるでしょうが、いただくアドバイスはその方たちの暮らしを前提にしてのものであったり、、その方の捉え方や感じ方からくるものかもしれません。

自分たちの暮らしは自分たちで決める。人は変化進化しながら生きていくのでしょうし、自分への制約を緩めることで、自分の想像できる以上の暮らしの可能性が生まれてくると思うのです。生活しながら、暮らしやすさや心地よさを発見し、暮らしやすいように調整、更新していく。

階段で作業することを上り下りするときにジャマと思うこともできるけど、面白いなぁと思えたら、おおらかな時間が流れそうな気がするのです。


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