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-2023.8.3-
築18年目、和室から土間になりました。
6月末から自宅の改修をしていました。
リビングにつながる和室が、掘り下げた土間の空間になりました。
京都の建築設計事務所 FORMAフォルマの 中西千恵です。
6月末でも改修中は30℃をこえる蒸し暑い日が続きました。暑い中、解体屋さん、大工さん、左官屋さんの仕事を暮らしながら見ることにもなりました。
人の出入り、物の出入りがあるので、ずっとリビングの掃き出し窓は開けっぱなしです。
エアコンをかけていない家の2階にいるのもなかなか暑いものでしたが、ずっと動きながら仕事をされる職人さんの仕事は体力がいりますね。
暑さ寒さなど関係ないところでの仕事に、たくさん支えられていることを感じます。
自宅の改修は大工さんの仕事が終わった後、ペンキ塗りはDIYです(テルさん)
やり方はいつも現場で見ていて知っている設計者ですが、知っているのとできるのは違うのでしょうね。
それでも、たいていの作業は経験をしていて、基本的にもの作りが好きで、且つ器用です。今回は、パテを練ることが初体験らしく、ねり加減、力加減、身体操作に熱中していました。上手くいく方法を考えながら見つけていくのが面白く、逆に、単純作業はすぐ嫌になるようです。
完成した土間の空間に、素足で入ると足元はひんやりします。打合せで来てくださったMさんご夫妻は犬を飼う予定なんですが、「犬がいたらずっとここにいそうです」とおっしゃって、気持ちのいいところを探すと夏は自然にここにいることになりそうだなぁと想像しました。
和室の時に使っていた引出し収納は、そのまま土間のベンチ下に収納として使っています。和室で使っていたお座布団を収納するのにちょうどです。
ベンチの背もたれにあたる部分にある丸いものは、給気と排気ができる口でリビングの床下に換気扇がついています。
自宅は実験場所でもあるので、薪ストーブが入ったら、暖気を床下を通して寝室まで運んでみようという仕組みです。冬がくるまでに薪ストーブが入るといいなぁと思いつつ火鉢を置いてみました(笑)
リビングからのステップにもなるベンチは、予想通り娘がこんな感じで時々寝ています。
用を足すためではない家の改修は、自分たちが感じる居心地のいい居場所が一つ増えることになりました。
ムダを楽しめる家であり、自分たちはどう暮らしたいかの表現が家なのでしょうね。
どうぞ気軽にN’s Houseへおこしください。
あなたの家や暮らしはどうなるといいでしょうね。
あなたの家や暮らしはどうあるといいでしょうね。
そして、そのためにどんな選択やどんな方法があるでしょうね。
あなたの人生や仕事を楽しめる居心地のいい家を一緒に考えます。