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-2018.6.19-
中庭の黒レンガ 塼 (せん)
自宅の中庭に敷いている床、
時々「これいいですね。」そう言ってもらうことがあったりして、
そうですかって言いながら実はとてもうれしいです(^^)/
京都で個人住宅の設計をしているFORMAフォルマ建築研究室 住まい方アドバイザーの中西千恵です。 使っているのは、黒レンガ「塼」(せん)と言います。 『塼(せん)』とは、中国で粘土を型で固め、焼き、 あるいは乾燥させて作った灰黒色の煉瓦(れんが)。 日本でも飛鳥時代の寺院跡や鎌倉時代の唐様建築などにみられる。 (大辞林) 色ムラや割れ、かなりラフな品質なので、 そのラフさが表情豊かになるかなと選んだものです。 敷き詰めているレンガ1つ1つは、こんなもの。 サイズは、240×115×53 ㎜ これはスライス半片のもので厚みが半分です。 240×115×25 ㎜ 厚みの違う2種類を使い分けています。 中庭に入ったところに敷き詰めているのが上の厚みのあるもの、 ステップのところは下のスライスを使っています。 入ったところ全体とステップのところの色が違って見えるのは、 雨あがりで乾き具合が違うからです。 乾燥するとどちらも灰黒色になって、 雨に濡れると黒が濃くなります。 色が黒なのでちょっとハードかなと思うけど、 カタチがそろったものではないので ラフなイメージに仕上がるなと思いました。 ピシッと整然ではなく、色ムラあり、カタチも不揃い、 そんなところが好みです。 ※自宅の塼(せん)は、大阪の都窯業株式会社さんのものを使っています。 自宅は実験場でもあるので、いろんな素材を使ってみたいと思っています。 初めて使うものだと、もちろん上手くいくものばっかりでもないけど、 それもやってみなくちゃ分からないので、 「これいい!」と思うものにはトライです。 そういえば、お客さまのなかで、 「実験みたいなこと、うちの家でやってもらってもいいです。」 って言ってくださった方がいらっしゃいました。 設計事務所といっても自宅を何軒も建てられるわけではないので、 とってもうれしい一言でした。 これから、家を建てよう、リノベーションしよう、そう思う方たちへ、 私たちは暮らし方や好きなことを楽しむ 居心地のよい家を考え、作る、応援をしたいです。 どうぞ気軽に私たちの自宅、N’shouseに見学にお越しください。 家を考えるヒントになればうれしいです。 建築士、設計事務所ってかたい人のようなイメージがあるかもしれませんが、 全くそんなことはありませんので、安心して下さいね。 【ご相談はこちらからどうぞ】 喜んでご相談承ります(^^)/ 京都の住宅設計事務所FORMAフォルマ建築研究室 住まい方アドバイザー中西千恵でした。 中西千恵のプロフィール いつも日常の中で気がついたことや、住まい方のヒントをFacebookで発信しています。 フォローしていただけるととてもうれしいです。よろしくお願いします(^^)/ 【中西千恵のFacebook】