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-2017.11.17-
ユーティリティースペースはどこにとる?
ただいま、里山で暮らす家になるFさんちのリノベーションプラン中なのですが、ユーティリティースペースを再検討。 そもそも、ユーティリティって聞くけど何のこと? 住宅建築におけるユーティリティールーム(家事室)のこと(wikipedia) 洗濯機・乾燥機・アイロンなどの作業のための設備をまとめて設置した部屋(コトバンク) 家事を助ける多目的スペースだと考えるとわかりやすくて、スペースがあるならまとまってると便利だよーって機能はこんなこと。 ・掃除道具置き場 ・洗濯機置き場 ・スロップシンクの設置(掃除用具や運動靴を洗ったりする深いシンク) ・室内物干し場 ・アイロン ・生活雑貨のストック置き場 となると、家事(炊事、洗濯、掃除)って〇〇しながらってことが多いし、ユーティリティはキッチンや洗面所に隣接していると便利ー。 里山で暮らす家になるFさんち。 古民家の改修で、4人家族なら1階だけでも十分暮らせる広さがあるので(うらやましー)、ユーティリティーもとりやすい住まいです。 キッチンと洗面、洗濯が隣接して、すぐ横の勝手口から洗濯物干しへの動きもOK。室内物干しもできそうだし、クローゼットも隣接、行き止まりがなくてぐるぐる回れる理想のユーティリティになりそう。いいねー でも、コンパクトな都市型住宅だと必ずしもキッチンや洗面の隣にユーティリティーをとるのが難しい場合も多いし、アイロンや掃除まで含めて作業ができるスペースがとれない場合のほうが多いです。 という我家も(写真)脱衣室と兼用で、洗面、洗濯をする場所で、アイロンはリビングや和室ですることになってます。 ユーティリティーにあると便利な基本的な機能も、まとまってると便利だけどそれぞれいろんな事情があって、スペースがとれない、アイロンは家族のいるところでテレビを見ながらゆっくりしたい、Fさんちみたいに田舎暮らしだとスロップシンクは泥のついた採れたて野菜を洗ったりすることを考えると土間(玄関)近くのほうが便利、とかとか。 いろんな事情やパターンがあるわけで、そこをお聞きして、その家にとってのいい場所、いい広さ、必要な機能を決めていくわけです。 Fさんち、細かなところはこれから検討だけど、ワクワク楽しんでもらえてるかなー 洗濯するときは、ここで脱いで、ここで洗濯して、こうして干して、取り入れて、アイロンして、たたんで、しまって。 毎日の家事の動きを想像しながら、Fさんちらしい家になっていくように考えます。暮らしやすい家になるように♪ 今日は以上です。 京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。 ブログを読んでいただきありがとうございます♪