住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2019.1.18-

定年後の家はシェアハウスの感覚で。

それぞれの個室があって、共有部はシェアしている感覚で暮らす   そんな暮らしもいいなぁ。   京都で個人住宅の設計をしているFORMA(フォルマ)建築研究室の住まい方アドバイザー中西千恵です。     夫が定年してずっと家にいると思うとゲンナリするというのはよく聞くことです。少し淋しいような気もするけど、それまで朝と晩の数時間だけ一緒だったのが、急に四六時中、一緒にいるというのが息苦しいのはお互いさまかもしれません。   でも、頑張ってきたご夫婦のせっかくの定年後の暮らしなので、共に楽しくなるような環境を作れればいい。   まずは、お互いのそれまでの生き方を尊重し、それぞれの活動が自由であること。   そして、楽しいことはいつでも共有できる環境でもあること。   だとすると、シェアハウスのような感覚で暮らしてみたらどうだろう。どちらかの負担が重くないように、シェアする共有部についてはルールを決めて。     そして、独立した子供の個室を夫婦それぞれの個室として使ってみます。意外と定年後でもご夫婦同室の方も多くて、子供部屋が物置部屋になっていたりします。   個室があるだけで、一人になる時間や、自分の自由な空間ができるので、お互いを干渉することが減るような気がします。   もちろん、どちらかがそのまま寝室を広々と使うのもいいし、空いた夫婦の寝室を、独立した子供が帰ってきたときの予備室にするのもいい。   定年後のシェアハウス化。   想像でしかないので、実際の定年後世代の方がどんなふうに考えていらっしゃるのか分かりません。   それまでの夫婦の関係にもよるだろうし、定年後にお互いが描いている暮らしが違っている場合もあるでしょう。   でも、定年までに、どんな暮らし方をしていくかを少しでも話し合っておくことは大事かなと思います。   「二人で旅行に行きたいね。」非日常は楽しく過ごせても、日々の暮らしはどうする?家事の分担はどうする?   どちらかが我慢するということでなく、自分に使える時間がたっぷりできる時期だからこそ、より楽しくなるように、お互いの気持ちを知っておくのは大切ですね。   ※ここで言う定年後というのは、夫婦が仕事をしていたときより家で一緒にいる時間がグンと長くなる時期のことを考えています。     バリバリ働く世代には、考えることも想像することさえできないことかもしれませんが、定年後の暮らしが近い方は、どんなことをご夫婦で話されているのでしょうね。   意見を聞いてみたいなぁ〜。     どんな世代でも、どんな家族形態でも、暮らしが楽しくなるように、ワクワクするようや楽しい家づくりを応援します(^^)/    

京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。

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