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-2018.7.6-
対面キッチンがいい。それはどうしてですか?その理由を聞かせてくださいね。
調査にあたる住宅医とは? 京都で個人住宅の設計をしているFORMA(フォルマ)建築研究室の住まい方アドバイザー中西千恵です。 ほっともっとのチーズハンバーグ弁当&野菜サラダで、エネルギーを充電してもらい、茅葺き古民家の調査が夕方まで続きました。 お弁当配達の後、住宅医の方々が調査の間、お客さまのNさん夫妻への聞き取り調査をしました。 「こうしたい。これがいい。」 家への希望は何ですか?だけなら、あっという間に終了ですが、そうではなくて、 どうしてそうしたい? なんでそれがいい? 何に困っている? 今はどうしてる? その理由をお聞きします。 例えば、 「対面キッチンがいい」 どうして ですか? 「今はみんなそんなキッチンなんですよね。」 いえいえ、みんなそうだからではなくて、対面キッチンがいいなと思った理由。 「料理しながらテレビが観れるしね。」 そうなんですね! 仕事で疲れて帰ってこられて、一人壁に向かって黙々と料理をするんじゃなく、テレビを観ながらリラックスしながら料理ができたらいい。 そこなんですね。 それが分かると、例えば対面キッチンにできない 場合があったとしても、一人黙々と料理をしたくないことの解消案がほかにあるかもしれません。 テレビが観れなくても、ご主人と喋りながら料理ができたら対面でなくてもいいのかもしれません。 もしかすると対面キッチンしか方法がないと思ってたけど、ほかの良い案があるかもしれません。 家づくりをするとき、希望を「こうしたい」とだけを伝えるではなく、なぜこうしたいのか、なぜこれがいいのか、「なぜ」を伝えることがとても大事です。 希望は何ですか?だけしか聞かなかったら、希望を入れ込むだけ。 それなら設計者、建築士という人でなくてもいいかもしれません。 したいことをポチッと選択していけば、自分の家ができあがり。 したいことが同じなら、同じ家、ってことですね。 そうではなく、 自分たちのオリジナルの家は、「なぜ?」という理由を大事にするからこそできるのだと思います。 新築、リフォームに関わらず、プランを依頼する設計担当者には、そんな理由を伝えて下さい。 したいことの実現、不満の解消、「自分たちにとっての居心地のいい家」を作るためにとっても大事です。 今日は、大雨で事務所に行けず、一日中家で過ごすことになりました。 安心、居心地、楽しさ、家の役割ってたくさんですね。 いい家をつくりましょう(^^)/ 新築、リフォーム、耐震、気になる方はどうぞお気軽にご相談くださいね。 【お問い合わせはこちらからどうぞ】 古民家のリフォームに興味がある方へ。 住宅医による建物調査と改修事例はこちら 京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。 誰それ?どんな人?と興味をもってくださった方はこちらのブログをご覧くださいね♪ ↓↓↓↓↓ 住まい方アドバイザー 中西千恵のプロフィール