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-2018.7.4-
家づくり予算の考え方
何がビックリかというと。 住宅ローンを変動型で借りて、金利が上がった場合の対応について、「見当がつかない、わからない」と回答した人が変動型で借りた人の19.9%!!! エッー!! 約2割の人が「見当がつかない、わからない」、この数字にビックリしたのです。 新聞記事の見出しは【住宅ローン変動型急増】 低金利の長期化を見込んで住宅ローンを変動で借りる人が増えているそうです。 それはそれでいいとして、固定型、変動型それぞれのメリット、デメリットを理解している人ばかりではないことを記事内でも問題点としていました。 金利が上がった時「見当がつかない、わからない」と回答した人、約2割の方は、返済能力上限で住宅ローンを組んでいたとしたら、金利が上がった時、どうするんでしょう。 ワクワクしながら、楽しい暮らしが待っていると思って建てた家。 楽しいはずが返済が苦しすぎて、楽しみさえ感じられなかったら、あまりにも残念すぎます。 そもそもローンを借りなくていい人は問題なくて、資金に余裕がある方も問題ありません。 でも、住宅ローンを借りて家を建てる方がやはりとても多いです。 自分でファイナンシャルプランがたてられますか。 自分でファイナンシャルプランがたてられない人は、自分たちの家づくりにかけられる予算はどれだけなのか、ということをプロの力を借りて把握することが大事だと思います。 家族構成、年収、年齢で、住宅ローンの借入額は決まりません。 借りられる額が、返済できる額ではありません。 例えば、夫婦と子供2人、年収600万、ご主人35才。 3つの条件が同じなら借入額が同じかといえば、そんなはずはなくて、それぞれ家族により、暮らしにかかる費用が違う、教育への考え方が違う、車の有無が違う、同居の有無が違う、老後の暮らし方が違う、ライフプランは今わかることだけでも違うはずです。 安心して家づくりをするためには、自分たちのライフプランを入れ込んで予算を決めることです。 私たちも、「大丈夫かなぁ…」と不安を持ちながらではなく、安心して家ができるまでを楽しんでほしいし、家が完成したあと楽しく暮らしてほしいと思います。 先日、ご相談にお越しいただいたNさんにもお話しさせてもらい、信頼できるファイナンシャルプランナーの方をご紹介しました。 保険会社のファイナンシャルプランナー、ハウスメーカーのイベントやフェアにいらっしゃるファイナンシャルプランナー、それぞれの立場があるでしょうし、どういう提案をされるのか分かりませんが、どこかに属することのない独立系のファイナンシャルプランナーの方を紹介しております。 自社の商品をすすめる必要もなく、家の予算を返済能力上限まで借りることをすすめるわけでもなく、自己資金の少ない方にはもう少し時期を待つようにアドバイスしてくれるような人に相談されることです。 お客さまにとって、何がベストかを一番に考えてもらえることが大事です。 私たちもワクワクしてすぐに設計プランに入りたい時でも、そんなアドバイスがあれば計画を進めることはしません。 それはその方たちにとって幸せなことではないからです。 朝の新聞記事を読んで、あらためて予算の考え方が大事だなと思いました。 予算のことも含め、家づくりは誰に相談する、誰と一緒にすすめるかということが大事だと思います。 興味を持ってくださった方は、どうぞ気軽にこちらからお問い合わせ下さいね。 【お問い合わせはこちらからどうぞ】 京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。 誰それ?どんな人?と興味をもってくださった方はこちらのブログをご覧くださいね♪ ↓↓↓↓↓ 住まい方アドバイザー 中西千恵のプロフィール