住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2017.10.5-

何部屋あるかじゃなくて、どれだけ使えるか。

住宅設計事務所 FORMA建築研究室の所員ブログ 「キッチンから思うこと」を読んでいただきありがとうございます♪ 住まい方アドバイザーの中西千恵です。 日々、自宅で実践しながら住まい方の修行中!   新築プランで広告に掲載されているような間取りです。 4LDKで、リビングの横に和室があって、 2階はそれぞれ6帖以上の個室が3室あって、約30坪程の広さ。   4室個室があるし、夫婦の寝室と子供室が2つと客間、 これでOKという間取りかなと思います。   今、ちょうどプラン中のKさんち、同じくらいの30坪。 楽器をされるので、防音室があって、個室はそこと寝室だけ。     上の間取り図に置き換えて考えると、和室が防音室で、2階の6帖の部屋が寝室だと考えると、 じゃあ、あとの6.75帖と7.5帖はどうなった?   大雑把だけど、玄関の収納、リビングまわりの収納、 子供室が必要になるまでの共有スペースとして考えてます。 LDKも上の間取り図よりも小さな設定です。     友達がたくさん集まることができる家がいいし、 もうちょっと大きなLDKがいいなー、そのまま泊まってもらえる客間もほしいなーと、 間取り図だけみたら思われたかもしれないです。   でも、暮らし方や物の多少にもよるんだけど、 リビングまわりの収納がないと、家族のものがどうしてもリビングには集まってきます。 玄関も靴やお子さんが小さければベビーカーや、外で使うものがあふれてきます。   物があふれると、動きや掃除もしにくいし、見た目もすっきりしないです。 広くとったはずのリビングなのに、使えるスペースは少ししかないってことになりがちだなー と思うんです。   それなら、リビングまわりや玄関の収納をしっかりとって、 LDKを少し小さくしても、そこを全部使い切れるように広く使う。   小さくても広く使えるほうがいいじんゃないでしょうか、 って、そんな説明をさせてもらいました。   2階も子供室が必要になるまでは、こうしたらご主人のスペースがとれるし、 お子さんの成長にあわせて、こんなふうに段階をおって使っていけますよ。 と、今の使い方と少し先の使い方と、その先の使い方をお話ししました。     使い方が見えて、安心していただけたかなと思います。 その安心があったら、実際の使い方はそれぞれに自由に楽しんでつかってもらったらいいと思っています。   最初から全部フリーで「さあどうぞご自由にお使いください。」   これでは、どうやって使ったらいいか、少し先はどうなるのか、 将来の姿が見えないと不安ですよね。   こうしたらいいんだと分かって安心だからこそ、遊べる、楽しめる。 そう思います。   「家を使い切る」   「使い切る家」   使えないスペースを作らない。 個室の設定なのに、物置部屋になったり、 不要品を置いておくスペースを作らない。   家って何千万円もしてとっても高いものです。 でも、家を使い切れたらものすごく価値があるなーと 自分の家を少しづつ見直しながら思っています。   たくさん費用をかけて、不要品を置いておくスペースを作ったら ものすごくもったいないなと思うんです。   家を使い切れるように!! 私もまだまだ考えながら見直し中です♪   ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。 FORMA建築研究室の 中西千恵のブログ「キッチンから思うこと」 2008年から2017年までの、以前のブログはこちらです。 「キッチンから思うこと」 こちらもよろしければ見てください♪]]>