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-2023.11.14-
築32年のリノベーション Improve House
昨年5月に完成した Improve House をご覧いただけるようになりました。
こちらの奥さまは、音楽室のある家#02 の奥さまとお友達で、音楽室のある家へ遊びに行かれてFORMAのことを知られたようです。素敵なご縁をありがとうございます。
もとは1990年新築の木造二階建て40坪の住宅が、中古物件として販売されていました。物件探しをされていた地域で見つかった環境条件に合う物件が、要望や予算に見合うか検討が必要でした。
中古住宅を購入後リノベーションをされるにあたって、気になるのは建物の劣化や性能、そしてご自分たちの思い描くようなイメージになるのかということでしたが、事前に劣化や性能の調査をし、ご夫婦と暮らしのイメージを共有していたことで、購入の決断も早くでき、リノベーションへと進みました。
リノベーション後の住まいに面影はありませんが、当初気にされていたことは、吹き抜けの螺旋階段、和室、仕切られたキッチン、トイレ・洗面・浴室が一体というのが大きな点でした。
設計者がプランにあたって考えたことは、「自分たちらしく整えなおす」ということでした。
家全体を、暮らしの機能が必要な空間と居場所に分け、間にどちらにも属さないニュートラルな空間を挿入します。ニュートラルな空間は住まい手の要求に合わせて、どちらの空間としても使うことが可能となります。
例えば、子供の遊び場、室内物干し、家事スペース、ダイニング、読書スペース 用途を決めないことで多様な使い方を住まい手が楽しめる空間です。
今回のプランは既存の形態がその様なプランを暗示していたことと、玄関から中庭までの視線の抜けがとても気持ち良い印象があることからうまれました。元々存在している気持ちの良い場所をいかすこと、新しい住まい手のこれからの暮らしをイメージした時の、居場所と風景をつくるということを意識したプランです。
どうぞご覧ください。
あなたの家や暮らしはどうなるといいでしょうね。
あなたの家や暮らしはどうあるといいでしょうね。
そして、そのためにどんな選択やどんな方法があるでしょうね。
あなたの人生や仕事を楽しめる居心地のいい家を一緒に考えます。