category
-2019.8.30-
FORMA ouchi BASE 戸襖を障子に、すりガラスを透明ガラスに取替え。
亀岡の里山の空家を現在改修中です。ここは中西の祖父母宅なのですが、そこをどう活用するか考えています。全国的に空家問題がある状況で、同じように実家や祖父母宅が空家になってどうしよう…と思う人も多いはず。私たちもなんとか楽しい場所にしたいので、プロジェクト名をつけて楽しもうと思っています。
『里山の空家 ワクワク 大変身プロジェクト!』
田んぼや畑もしていた田舎の家なので、母屋、小屋、離れ、ガレージ。建物が4つもあります。そしてどこもほぼ物がいっぱいでした。まずは母屋から片付けをはじめて(2018年)、なんとか終わりに近づいてきたところです。9月末には母屋を実際に使っていきたいと思っています。
里山の空家の名前は、『FORMA ouchi BASE』(フォルマオオウチベース)
京都で個人住宅の設計をしているFORMA(フォルマ)建築研究室の住まい方アドバイザー中西千恵です。
勝手口から居間に入る戸、居間から座敷への引戸の取り替え。 居間から廊下へのすりガラスの建具はすでに透明のガラスに取り替え済み。このおかげで応接間の出窓から見える景色が居間からも見えるようになりました。視線が抜けるとこんなに場所が変わるのかと驚きます。 改修前の台所兼居間の建具は、すりガラス、戸襖が使ってあったので、視線は全く抜けるところがありませんでした。閉め切ったらここがどんな場所か全くわからない。外は山や田んぼや庭の緑や、自然に囲まれているのに、それらが感じられる場所ではありませんでした。 ※戸襖:和室側は襖紙が貼ってあって居間側はクロス貼りでした。 居間から座敷への引き違いの戸襖は、光をとおす障子の1枚建具へ。 実際使っていくと、おそらく開け放して使うことのほうが多いかな。引き違い戸が1枚戸に変わったので、開けた時の見える景色が倍になります。里山の緑をどこにいても感じられる。気持ちがいいー。 勝手口から居間へ入る出入り口はドアです。ここも視線の抜けないところだったので、ガラスにして洗面所の窓から見える緑が居間からも見えるようになりました。 建具屋さんにカンナで削って調整してもらっています。シュッシュッ。すごいなーと感心して見とれてしまいました。ドアノブだけは受注生産らしくて納期がかかる。
これどうするんですか? 処分するで。使うとしても紐としてくらいしかないねってことだけど、薄くカンナで削った木の使い道って何かないんですかね。 2019年8月30日 居間の建具の取付け。壁の仕上げや残りの工事の確認、あらたに居間から続く部屋の床の仕上げを依頼。ここは蜂がはいってくるので屋根の隙間の点検も依頼。 9月8日にはいよいよ養生をとって床が登場します。床に蜜蝋ワックスを塗るので、無垢材のお手入れ方法もあわせてプロに教えてもらいます。 楽しみー! 興味のある方はこちらをみてくださいねー!
2019/09/08(日)無垢フローリングのお手入れ方法を覚えて氣持ちのいい床で暮らそー!(ワークショップ)
【空き家の活用】 家として使われてきたけれど、今は使っていない、いわゆる空家がどんどん増えています。 同じ亀岡市の里山で暮らすFさんご家族も空家をリノベーションされました。
里山で暮らす家F邸リノベーション
空家対策がいろいろありますが、リノベーションして里山での暮らしをしたい、そんな方は私たちが暮らす亀岡市にもこんな支援制度があるので、気軽にご相談ください。
亀岡市には、市外から移住してこられる方へ住宅取得(賃借)のための支援制度があります!
喜んでご相談承ります(^^)/
【ご相談はこちらからどうぞ】
京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。