住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2022.8.29-

蔵のフルリノベーション

京都の建築設計事務所 FORMAフォルマ 住まい方アドバイザー 中西千恵です。

元々は蔵だった建物をフルリノベーションした家が完成しました。

日常に暮らす場所として、離れとして、カフェやオフィス、一棟貸し?

使い方が広がりますね、と、お話が盛り上がったお引き渡しの日でした。

リフォームか建て替えか?

Kさんご家族と初めてお会いしたのは2年ほど前になります。

OBお客様からのご紹介で相談にいらしてくださいました。

ちっちゃい蔵を無理やり家にしたような祖父母の家が空き家になりました。

リフォームしたらいいのか建て直した方がいいのか、

どこから手をつけていいのかわからない状況だったところ、

中西さんに相談してみたらと言われたそうです。

とてもうれしいご紹介からスタートしたフルリノベーションプロジェクトです。

リノベーション前の状況

・元々、蔵という一般住宅ではない建築物であること

・夏は涼しいけど冬は寒いこと

・天井が低く暗いこと

・雨漏りなど劣化が心配であること

・再生して残したいという思いがあること

要望の伝え方

そこから、家の調査、リノベーションの設計、工事から完成までトータル2年をかけての再生です。

冬の間の週末は雪山でたくさん趣味を楽しむ方たちなので、一旦、打合せは休止だったり(笑)

工事の期間も長くかかりましたが、おおらかに受け止めていただきました。

ご家族は、デザイナーのお姉さんと商品企画の仕事をされる妹さんと、時々一緒に来てくださるお母さん。

仲良しで愉快な3人ご家族との打合せはとても楽しかったです。

打合せではご自分たちの希望をこうして伝えてくださったのですが、さすがビジュアルで伝えるプロですね!

誰がみてもすぐにわかります。

新しい人生や暮らしが生まれる

一緒に考え完成を迎えられてとてもうれしい日でしたが、同時に少し淋しいものですね。

ですが、朽ちかけた建物が再生され、そこで新しい暮らしや人生がうまれていきます。

そこに立ち会えることに、毎回、幸せとやりがいと未来への希望を感じます。

これから、蔵の家はどんなふうに使われていくでしょうね。

Kさんご家族と一緒にどんなふうに変化、進化していくでしょうね。

とても楽しみに思っています。

2階。窓が小さく暗くなりがちな1階へ光を入れる吹き抜け。正面の窓はベランダへ出る窓です。

新しい建具は洗面とトイレ。その他は以前使われていたものを使っています。

仕切りの障子、テルさんとKさん姉妹が一緒に悩みました。

引き込みたいよね〜、でも勾配天井なんですよね〜って。

お引き渡しの時にいただいたお葉書もとても可愛いらしいです。

クラノイエ(蔵の家)の建築現場日記

リフォームやリノベーションに興味のある方はこちらのブログもご覧ください。

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