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-2023.1.29-
美術館は心の病院
高松に行く予定が雪が降ったことで瀬戸大橋を経由することになり、
以前からずっと行きたいと思っていた美術館に行けることになりました。
京都の建築設計事務所 FORMAフォルマの 中西千恵です。
香川県の丸亀駅前にたつMIMOCA丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
想像してたよりずっと存在感があり、正面のスケール感、印象的なオブジェに圧倒されました。
美術館の設計は、たくさんの美術館建築を手がける建築家の谷口吉生さん。
常設展【猪熊弦一郎展 今にないものを 】が開催中です。
パリ、ニューヨーク、ハワイ、暮らすところを想像するような絵画、画家のコレクションもとても面白かったです。
『アートというものは、心のヴァイタリティーの一つの薬みたいなものですね。それを大きくすりゃあ、ミュージアムでしょう。病院という、病気のための、人間を生き返らせる機械があるとすると、ミュージアムというのは心の病院です。それを一点でも、持ってきて家庭に置けば、結局、バイタミンのいいのを毎日飲んでるようなものですね。』猪熊弦一郎
生活の中で気軽に立ち寄ることができる場所にあり
美しい空間で、いい作品を見ることで
新鮮な刺激を受けて、心が元気になる場でした。
絵を描くわけでもなく、ものづくりができるわけでもないのですが
アートへの憧れもありつつ、美術館という場所がとても好きです。
外からの情報に頭を使うことなく、作品を感じ自分の内へ向かう時間だからかもしれません。