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-2022.12.1-
年縞博物館で7万年前に思いをはせる
今年も残すところ1ヶ月になりましたね。
先月の建築見学がとても面白かったのでご紹介します。
福井県若狭町の三方五湖近くにあります。
年縞とは?
長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のことで、1年に1層形成されます。
1年に0.7mm積み重なって、7万年前まで45m
途切れず連続した年縞が観れるのは、世界で三方五湖の水月湖だけだそうです。
その縞が横向きに展示されていて、現在から7万年前までを見ることができます。
自分の生きる時間を100歳までとしても45mのほんの7cmなんですね。
膨大な地球の歴史に思いをめぐらす体験は、時間の感覚が変化します。
建築物として見学したかった年縞博物館ですが、
縞から読み解く人類の歴史と、これから生きる時間について考えることになりました。
私たち人類はどのように誕生し、どんな時代を経て今日にいたったのか。そして、これからどんな時代へと向かおうとしているのか。それは、私たちが問い続けてきた永遠のテーマです。(福井県年縞博物館 特別館長 山根一眞)
未来の社会はどう進んでいくといいでしょうね。
どんな社会になればワクワクするでしょうね。
そのために何ができるでしょうね。
年縞博物館
所在地:福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1縄文ロマンパーク内
休館日:毎週火曜、年末年始(12/29~1/2)
開館時間:9:00~17:00
観覧料金:一般500円、小中高生200円