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-2022.5.12-
ワタシの中をのぞいてみたい?
森村泰昌:ワタシの迷宮劇場
京セラ美術館で開催中の展覧会を観てきました。
ポートレート800枚以上、
自分の写真をこれだけ撮りためていることになかなかの異様な感じを受けますが。
一人の人間にこれだけのワタシがあるのかと思うと
何がワタシかわからなくなりそうな気もします。
ずっと写真を見ていくと、何か気になる。
そんな写真が数枚ありました。
なぜ、気になる?
単に面白いと思ったのか、あるいは自分の中の多重人格?
アートは、いろいろ感じて、いろいろ考えますね。
展覧会の説明にはこう書いてありました。
「何者かになり変わることで自己を解体し、一個人における複数の顔を露呈する森村の表現は、スマートフォンの進化やSNSの普及によって身近になった「自撮り」と共通しながらも、決定的に異なる面を持っています。そこには、自己への透徹した眼差しと、一人の人間が複数の存在として生きていくことへの圧倒的な肯定を見ることができます。」
絵を描いたり、作品を作ることにとても憧れがあって、そこに近づくひとつの方法が美術館に行くことです。
そして、私が美術館に行くのは、自分の感覚にふれたり、想像や思考の幅を広げてくれる作品に出会うからだなぁ、とあらためて思いました。
興味を惹かれたところ
・展覧会のテーマ
コロナの時代の閉塞した環境だからこそ見えてきた、なにが大切なのかという問い
・建築家 西澤徹夫+森村泰昌のコラボレーションによる会場構成
・無人朗読劇 声の劇場《影の顔の声》
会期:2022年6月5日(日)
会場:京セラ美術館 新館東山キューブ
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20220312-0605
さあさ、いらっしゃい「ワタシ」の中へ