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-2023.8.31-
箱根 彫刻の森美術館
テルさんがブログでも書いていますが、今年の夏休みは建築見学になりました。
意図せず偶然に訪れたところもあり想定外のうれしさがあったのですが、初日に訪れた彫刻の森美術館は想像していた以上に新鮮に彫刻の魅力を感じ、刺激を受けることになりました。
大きな木の下には大きな木陰ができます。そこにベンチがあり、そのかたわらに彫刻があり、そこに人が腰掛けます。
木とベンチと彫刻
その光景は街の中にもよくあるような、かと言ってすぐに思い出せるかといえばそうでもない気もしますが、ここは彫刻と人がごく自然に交わっていました。
箱根の山を背景に、広々とした敷地に一つ一つの彫刻をじっくり味わえる屋外展示です。これほど国内外の作家さんの彫刻をまとまってみる機会は初めてでした。
箱根には他にも気になる美術館があったのですが、ここでの時間は急ぎたくないという気持ちが起こり、ゆっくり見ていたら気がついたら閉館時間でした。
結局、他の美術館へ行く時間はなくなっても、残念というよりなんとも充実した気分です。それは、こなすことよりじっくり味わうことを優先できたからでしょうね。
暑さはまだ厳しかったのですが、この環境は心が開きます。
ギリギリまで時間を過ごし少し日が落ちると、昼間の暑さがウソのようにひいていきます。アスファルトやコンクリートに囲まれた環境と緑に囲まれた環境の違いですね。
訪れる人たちもおそらくゆったりした気持ちではないかと感じながら、たくさんの彫刻に囲まれる空間はなんとも贅沢でした。
彫刻の森美術館(THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM)
所在地:〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
作品は芸術家の言葉です。芸術家は自らの時代を生き、時代に訴え、時には時代を超えた真実を未来へ向けて語ろうとしています。その言葉に耳を傾け、対話してみてください。世界への理解が深まることと思います。(彫刻の森美術館HP、美術館のご案内より)