住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2024.4.4-

亀川筋湯温泉のお話し

長期の休暇をいただき、こちらのブログも少し間があいてしまいました。

長期休暇中、2週間バンコクを経由してカンボジアに行ってきました。帰国後、5日目に娘が大学進学で大分に出発し、1週間後に入学式に参加するために私も大分へ行ってきました。人とのつながり、自然とのつながり、豊かさとは何だろう、そんなことをいつもと違った視点で感じる旅が続きました。

休暇中、ご不便をおかけいたしましたが、家や暮らしについて視野を広げることにつながったと思います。ご協力いただきありがとうございました。バンコク、カンボジアの旅は少しずつ書いていこうと思います。

今回は家や暮らしと関係なく、若い頃にはできなかったなぁと思う、歳を重ねてできるようになったであろうお話しです。

別府での最終日、空港までまっすぐ車を走らせるには少し時間がありました。せっかくの温泉地、それならば温泉に入りたいと空港までの途中にある温泉を調べ行ったところは、、、

亀川筋湯温泉。道路から右に男湯、左に女湯、アコーディオンカーテンだけで仕切られています。地元の方の共同浴場という感じなのでしょうね。

脱衣室もなく設備も何もありませんが、それよりなにより道路からアコーディオンカーテンひとつで中が丸見え、しかも誰もいないというのは、ちょっと勇気が必要です。一瞬どうしようと思ったわけですが、別府の温泉です、いいお湯に決まっていますね。

小さな浴室と柄杓が一つ。なかなか渋好みの温泉のような気がします。お湯は透明でやわらかく温度も入りやすく、お湯に浸かっている間は一人のんびりと。上がればそそくさと素早く着替えて(笑)。

温泉の入浴料はないようでお賽銭箱にありがたくお賽銭を入れさせてもらいました。

観光向けではないところだからこそ地域の暮らしが見えるでしょうし、地元の方がいらっしゃればお話ししたかったので少し残念でした。

若い頃ならここの温泉には行かなかったと思います。行ったとしても入れなかったでしょう。歳を重ねて、どんなことを感じ体験したいのかが変わってきたのでしょうね。そこに暮らし地域に入っていくことでしか日常の暮らしを知ることはむずかしいかもしれませんが、暮らしに少し近づけたらうれしいなぁと思っています。

娘が学生生活をおくる4年間、別府、大分、九州が近くなりそうな気がしています。