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-2024.1.9-
寒中お見舞い申しあげます。
学校が今日からスタートで、やっと冬休みが終わった気がします。年末は12月29日までは仕事をしていて30日からお休みをいただきました。静かに過ごした印象の今年の冬休みの日記です。
12月30日(土)
まずは、テルさんの妹家族からお餅つきをしようと声をかけてもらったので、ミライマで姪っ子の2家族と一緒にお餅つきでした。姪っ子二人の子どもたちが3才と0才。久しぶりの赤ちゃん抱っこ。やわらかであたたかな抱き心地になんとも言えない幸せを感じます。小さな子どもたちのまっすぐな視線、大きな可能性にワクワクします。
夜は娘のデコレーションケーキ、2023年版ができました。12月は19日、25日とお誕生日が続くので、お気に入りのケーキ屋さんのケーキは娘の誕生日、テルさんのお誕生日は市販のスポンジケーキに娘がデコレーションしたものが恒例です。今年は体調を崩していたので、やっとやっとの年末お誕生日ケーキ。楽しく作ってくれてありがとう。ちなみに、我家のお気に入りのケーキ屋さんはエプルヴェイシカワさん。素材の美味しさとバランスが絶妙で、毎回新しいケーキを食べると感動します。
12月31日 大晦日
喪中ということもあり何もしないつもりだったのが、「えっー、お節楽しみにしてるのに〜」と、娘が言ってくれたので、簡単にお節料理を作ることにしました。毎年、定番のお節しか作りませんが、地味なお節を楽しみにしているのがわかり、母として日本の行事食を少しでも伝えられたらと思っているのでうれしく思いました。
そして、年越しは年末にKindleで購入した本が面白すぎて止まらなくなり、早朝の新聞配達のバイクの音が聞こえてきました。実在の神社や地名、神話の中の神さまたち、久しぶりに一気読みです。時間を忘れて没頭するという、なんと贅沢な年越しでしょう。
「アマテラスの暗号」
1月1日(祝)
新しい一年がはじまり、自宅でお雑煮とお節をいただいてから、若狭のおばあちゃんちへ向かいました。夕方、若狭でも大きく揺れを感じた能登地震が起こりました。天災の時、一人というのは心細いものでしょうし、一人暮らしのおばあちゃんと一緒の時でよかったと思いました。被災された方々が安心して過ごすことができることを思うばかりです。
1月2日(火)
金沢行きがキャンセルになり、家主がいなくなったおじいちゃんのログハウスで過ごしました。久しぶりに薪ストーブにテルさんが火を入れてくれました。今年はここの居心地もよくしていこう。家を建てた人の思いをつなぐ、新たな物語を紡いでいくこともしたい。そんなことを思っていました。
1月3日(水)
自宅へ帰ってくると、子どもたちを小さい時からよく知ってくれている町内のおばちゃんに散歩中に出会いました。
まぁ〜、大きなってー!今いくつになった?やさしいお兄ちゃんは?金沢やったよね、大丈夫やったか。あなたは大学どこ行くの?そうかぁ、グローバルやねぇ。お母さんもよく家からだしたね、えらいなぁ。健康が一番大事。あなたなら大丈夫!がんばりや!
次々と娘へ溢れる言葉をかけてもらい、なんとまあうれしいことでしょう。言葉をもらった娘も喜んでいました。「あなたなら大丈夫!」この心強い言葉にどれだけ勇気をもらえることでしょう。元気で、自称お節介なおばちゃんに、親子共々年始から元気をもらいました。こうした人たちに支えられてのここでの暮らしがあります。
1月4日(木)
夫婦そろって人間ドッグ。胃カメラは極細で!というテルさんの強い希望があり、4日しか空いている日がなかったのですが、外来患者さんも少なく意外に4日はよかったなという印象です。娘と待ち合わせをして、以前事務所を置いていた桂坂にある、手打ちうどん「十兵衛」さんで「ちゃんどん」。寒い日に、ここのあんかけ手打ちうどんがとても美味しいのです。
1月5日(金)
梅が咲きました。年末にテルさんが合気道の稽古をしている大本さんから、たくさん梅の蕾をいただいて帰ってきてくれました。室内が暖かいからでしょうね、早々に咲き始めました。
蕾だったものが花開く。咲いたー!と、素直にうれしくなります。
1月6日(土)
喪中につき新年のあいさつを控えさせてもらったのですが、年賀欠礼の案内ができていなくてすみません。でも、というのもおかしなことですが、年に一度、様子を伝えてくださる年賀状をいただいて、とてもとても楽しみに見せてもらいました。家の設計を担当させてもらったお客さまから、長い方は20年前からのお付き合いになりました。
子どもたちの成長に毎年驚いたり、後期高齢者になりましたのメッセージに月日の経つのは早いなぁと感じたり。居心地よく暮らしていますの言葉によかったなぁとしみじみ思います。それぞれの暮らしを知らせていただけるのを毎年楽しみにしています。ありがとうございます。
夜は、娘と3人で東野祥子さんのソロダンス公演をTHEATRE E9 KYOTOで観ました。鍛えられたしなやかな身体に見惚れてしまいました。今年はここでどんな公演を観れるでしょう。演劇、ダンス、音楽、現代アート、漫才、パフォーマンス。分かりやすく楽しめるものもあれば、いつも使わない脳みそを刺激されたりいろいろありますが、なにより「生」であること。小劇場ならではの空間、舞台からの息づかい、温度や湿度、におい、光、観客との一体感、そんなリアルは自分への種になるような気がします。
1月7日(日)
亀岡の大本さんで七草粥をいただきました。七草を育て収穫し、手作業で細かな仕分けをされ、午前3時から準備された3000食の振る舞いをひとくちひとくち味わっていただきました。お吸い物の中に入っているのは「ツクバネ」というそうです。ありがとうございました。
自宅では今年初めて玄米粥を作ってみました。長寿、無病息災、お正月の胃を休める、そんな意味も感じながら、暖かいところで家族でお粥を食べることができる状況に感謝です。
今年は4月から夫婦二人暮らしになる予定です。二人での暮らし、新たに取り組みたい仕事、共有したい愉しみ、それぞれの役割や活動、関わってくださる方々と一緒にどう生きていくのかを思いながら、楽しみに新年を迎えました。
ますます人との出会いやつながり、自然や地球とのつながりの大切さを思っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。