住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2024.12.24-

今年の漢字「素」

先々週、今年の漢字が発表されましたね。


「今年の漢字®」とは?

「今年の漢字®」は漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるために1995年から始まりました。毎年年末に、1年の世相を表す漢字一字を全国から募集、どなたでも参加できるイベントです。

「今年の漢字®」は皆様からの応募で決まります。皆様から応募いただいた漢字の中から、応募数の多かった上位20位までの漢字を発表しています。応募数が1番多かった漢字を、清水寺にて揮毫していただき発表しています。

2024年大書「金」(キン・コン/かね・かな・こがね)

2024年の第1位は、2000年、2012年、2016年、2021年に続き5回目となる「金」でした。今年はオリ・パラの日本人選手や大谷翔平選手などの活躍による“光”の『金(キン)』だけでなく、政治の裏金問題、闇バイトによる強盗事件、止まらない物価高騰など“影”の『金(かね)』を理由にあげる人が多く見られました。

公益財団法人 日本漢字能力検定協会


世相を表す漢字は「金」となったようですが、自分の今年の漢字は何だろうと一年を振り返ってみました。

「素」(ソ・ス/しろ・もと)

割とすんなり出てきた漢字は「素」でした。

振り返ると、3月に娘が大学進学で家を出て夫婦2人暮らしになったことは大きな出来事でした。息子は今年から社会人になり、娘は経済的自立はまだ先ですが、一旦子育ての区切りがついたような気がします。

時々、娘から連絡があり、今思っていることや迷うことなど聞くことはありますが、日々の様子は物理的に見える状態ではありません。世話焼きではないと思っていますが、見えるとどうしても気になることは多くなり、知らず知らずのうちに気をまわしていることも多かったのだと思います。

具体的に変わったことは、スケジュールの調整がとてもしやすくなったこと。何かに参加する、どこかへ旅する、スケジュール調整がしやすいことは、思ったことを即行動に移しやすく自分の欲求に素直に動けることにつながりました。また、時間に合わせて行動しなければいけないことも少なくなりました。起きる時間、食事の時間がとても自由になりました。

頭の中のスペースに限りがあるとしたら、自分のことを考えるスペースが広がったのはないかとも思います。こうして、漢字一字で振り返ってみると、自分の一年を客観的に眺められていいものですね。

2024年は自分がとてもシンプルになった一年でした。