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-2023.3.6-
ここで、いつかゆっくり本を読もう
I like the dreams of the future better than the history of the past.
おじいちゃん(父)のベッドの天井に貼ってあった言葉です。
好奇心が旺盛で、旅が好きなおじいちゃんらしいのですが、その父が先日88才で亡くなりました。
車で実家に向かうとき、目の前に気球が見えました。
あっ、そういうことか。
少しずつ不自由になっていたおじいちゃんの生活ですが、気球で自由にどこでも行けるようになったのでしょうね。
行ってらっしゃい、また時々かえってきてね。
そんな気持ちになりました。
ゴーン
実家に続けて泊まることになったところ、毎朝6時にお寺の鐘の音が聞こえます。
その音が、なんとも耳に心地がよいのです。
田舎の景色と空気と流れる時間。
そして、おじいちゃんが好きなものが詰め込まれたログハウス。
お寺の鐘の音を聞きながら、この景色を見ながら、どんな時間を過ごしてたのかと想像しました。
ここで、いつかゆっくり本を読もう。
同じ時間を過ごしてみようと思います。
旅立つおじいちゃんへ。
おじいちゃんの娘でよかった。
心からありがとう。