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-2022.9.8-
音楽室のある家 / 防音室のある家
京都の建築設計事務所 FORMAフォルマ 住まい方アドバイザー 中西千恵です。
8月、音楽室のある家の2つのご家族に続けてお会いすることになったのですが、
Kさんちには現在設計中の弟の家のご家族と一緒に見学・体感をさせていただきました。
前回の音楽室のある家 / 防音室のある家のブログで紹介させていただいた伊藤さんちと同じように
こちらの音楽室もいわゆる防音室ですが、閉ざされたものではなく大きな窓でリビングとつながっています。
テルさんが設計した音楽室の2軒目になります。
築4年、こちらは、マリンバとピアノとギター、そして打楽器が色々あります。
Kさんちの子供たちはまだ就学前ですが、長男のC君はマリンバのバチ(マレット)を
片手に2本持ちして叩いて見せてくれました。
これは、当たり前に音楽室があり楽器の演奏が身近な環境のなせるものですね。
打楽器ということもあり、床から他へ音が響かないように音楽室はリビングより2段下がっています。
そして、マリンバを弾く人とリビングに座る人の関係がいい具合です。
家族だけでなく、友達も一緒に楽しむKさんちの音楽室のある暮らしですが、
普段は、仕事から一息ついたご主人がギターを弾いて歌う、切り替えの場になっているそうです。
音楽室の外で音量を確認、内でピアノを弾いて確認。
そして防音室ならではの厚い壁の室内は、◯帖という一般的な感覚ではないので広さの確認。
現在、設計中の3軒目の音楽室のある家はバイオリンとピアノとシアタールーム
しっかり確認いただいて、音楽室の仕様もまとまりました。
見学、体感されたご家族から後日メールをいただきました。
「音楽室を実際に拝見できて本当に良かったです。 そうなんです、こんな部屋のある家に住みたいんです。 ネットで調べていた時にKさん家の写真を見つけて、世の中にはこんな家があるのかと感動したのを昨日のことのように覚えていますが、まさにそのお家を実際に拝見できて再びの感動でした。」
いただいた感想に心よりうれしく感動しました。
音楽、楽器をこよなく愛するご家族の家づくりに関わらせていただき、
次に家づくりをされる方へバトンを渡していただきありがとうございます。
24時間いつでも楽器の練習ができる環境と
音楽が日常にある中で育つ子どもたちの暮らし。
人が生きる場所に居心地のよさをデザインし、
仕事も人生も楽しめるサポートをしたいと思っています。