いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2023.10.23-

東北 建築見学 DAY1

月曜日に朝活を主宰している方から すごい会社なんです「グランドセイコースタジオ雫石」見学に行こう!というお誘いから始まった東北行き。

どうせ行くならついでに行きたいところ回ってみよう。

私にとって東北はスキーでしか行ったことが無くてオフシーズンに行くことは遠いので行かないところというわけのわからない壁のようなものが有りました。

新しい建築が雑誌に載っていても東北か~とあきらめがちでした。

でも東北震災被害と復旧についてはいつか行きたいとも思っていました。

結果、東北は近い! 

先ずは仙台空港からレンタカーで仙台市内へ

仙台メデイアテーク 伊東豊雄氏設計

コンペの時のプレゼンテーションのイメージが鮮烈でした。

海藻のような建築(なにそれ^^)

この模型 ニューヨークのMoMAにも展示されているとか。

図書館

「活動が空間を形作っていくようなありかたを探ろうとしている」

常に活動により使い方が変わり許容する建築という事です。

そして陸前高田に向かいます。

高田松原津波復興記念公園 内藤廣氏設計

海岸へ参道を歩くような氣もちになります。

横軸と縦軸が交わるところ

天空から雨が落ちてきて水盤になっており 震災の被害に遭われた方達に対して祈らずにはいられません。 

合掌

献花台には 数束の花が手向けられていました。

このようなランドスケープと建築のシンプルな構成は広島の平和記念公園とも重なりますが訪れる人の氣もちに訴える何かがあります。

構想する側が人に寄り添えばこそだと思いました。 

虹が現れました

陸前高田市中心部へと移動

みんなの家 2012 2022移築

伊東豊雄氏設計他三名

仮住居で暮らす方たちと 何が必要かという対話が行われ人が集まれる場所という事で作られた建築です。

津波で立ち枯れした杉丸太を使って作られた建築です。

地域のコモンズとして使われた後 現在の場所へ移築されたようです。

お総菜屋さんの隣のイートインスペースとして使われています。

災害時に建築家として出来る事をされた方尊敬します。

第13回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展国別参加部門のパヴィリオン賞(金獅子賞) 受賞

ほんまる 2017 (SUMIKAパビリオン2008) 伊東豊雄氏設計

どこかで見たことある

東京ガスの SUMIKAプロジェクトの時の!

交流施設 ほんまるの家 は中心市街地に人が集まれる場所をという事で東京ガスより寄贈されたとの事

建築スタンプラリー

陸前高田では復興スタンプラリーという事で有名建築家の建物が8つほどあり廻ることができます。

スタンプベースは杉材で良い香り 当日すべては回れなかったので次回は集めたいと思います。

陸前高田市立博物館 内藤廣氏設計

休館でした

隣にあるのは

まちの縁側  2020 隈研吾氏設計

木造平屋建て 

せがいづくりという伝統工法で作られています。

互い違いに直行させることで軒先を出すという組み方

なんと屋根にも上れるようにスロープが続いています。

手摺も同様の組み方

隣接する慰霊碑 棟 も同様の組み方

柱が鋼製で細くて浮遊感のある建築

空からふわりと降り立ったような印象です。

合掌

こちらの東屋はデザインコードが異なる氣がします^^

設計者が違うのでしょうか??