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-2023.6.7-
居心地はどこからきていますか。
昭和56年以前に建てられた住宅の耐震診断に時々うかがうことがあります。
先日訪れたお住まいが、とても居心地がよく、いい氣の流れるところだなぁと感じられました。
京都の建築設計事務所 FORMAフォルマの 中西千恵です。
家の中に入らせていただくと、見たところたくさんのモノが置かれていました。
でも、モノにあふれている感がありませんでした。
お庭から摘んできたであろう花が窓辺に飾られています。
お話をお聞きするまでもなく、好きなものに囲まれている空間であることがわかりました。
置かれているものが趣味性の高いものというわけではなく、隅々まで心が配られていることが感じられたからだと思います。
リビングからつづくお庭も、玄関から裏庭までも、石垣の隙間にまで花が咲いてとてもかわいらしいのです。
長い白髪をふんわり結んだ奥さまは、小さな時から病弱で、今までたくさん病気をされて、外で働くことなく、たくさんの人と一緒というのも苦手なので、家で洋裁をしたり、庭で草花を育てたりの暮らしをされてきたそうです。
初めてお会いしたのですが、暮らしに花や緑があること、居心地の作り方に共感しました。
こんなことしかできないし、と、奥さまは話してくださったのですが、人と比較したり、周りに振り回されることなく、自分の幸せな時間を過ごされている方の空気感というのでしょうか。
幸せな生き方を垣間見れた気がして、とてもおだやかな気持ちになりました。
たくさんの情報が溢れていて外からの影響を受けやすい社会です。
自分の心が動くことを知っているというのは、借り物ではない居心地のよさにつながるのでしょうね。
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