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-2023.4.11-
奈良ホテル 非日常の居心地
昨年の夏、軽井沢の万平ホテルにはじめて泊まりました。
それまでクラシックホテルと呼ばれるところにあまりご縁がなかったのですが、クラシックな空間がなんとも居心地がよかったのです。
そして先月、関西のクラシックホテルの代表格、奈良ホテルに泊まる機会がありました。
築114年、和洋折衷の歴史と風格のあるホテルの設計は建築家、辰野金吾。
ホテルができた当初は全室暖炉をつけていたそうです。
ホテルのスタッフの方からお話し聞かせていただきましたが、それだけでも贅沢な時間を過ごすホテルだったのがわかります。
今は暖炉はないのでそこからの火災の心配はありませんが、木造ということであちこちに消火用具が整えてありました。
ゆったりとした印象は、ロビーや廊下、ダイニングといったスペースだけでなく、お部屋の天井もとても高い!
テルさん、お部屋を測ってました。さすがにお客様がお食事をされているダイニングを測るわけにはいきませんが(笑)
長い年月を経ながら、隅々までていねいに手入れされ多くの人々に愛されてきたことを想像させるホテルでした。
空間や家具、どんな素材が使われているかはもちろんですが、手入れがされている、人に愛されていること、それらも居心地のよさに大きく影響しているのを感じます。
長く人々に愛されてきたからこそ今も続くクラシックホテルは非日常です。
家とは全く違う非日常の居心地はどこにあるのでしょうね。
見どころのあるホテルに泊まると楽しみがふくらんで、また泊まりたいと思います。リピートしたいと思うのはどうしてだろう、そんなことを思いながら居心地を味わえるいい時間でした。