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-2019.5.9-
古民家 リノベーション 耐震改修 基礎編
こんにちは京都の設計事務所FORMA建築研究室
合気道建築家 中西義照(てる)です^^
今日の作業は構造設計者と現場入りして図面と現地の摺合せ作業。
今回の古民家は布基礎、CB基礎、石場建ての混在している状況。
古民家の耐震補強する時、基礎はどうするの?
少し専門的になりますが・・・
耐震補強では壁が地震に対抗してくれる様に強くしたり、新しいところに増設します。
強くすると地震に抵抗はしますが柱の引き抜きが起こります。
引き抜けが起こると元に戻る時に基礎からずれ落ちたりして崩壊に至ります。
この点を解消するために基礎を作ります。(これが基本方針)
更に今回は長期の軸力に耐え、劣化原因となる土台や柱の水かかり状況を改善する事についても基礎に担わせようという企み!(部分的にではありますが)
現況を確認しつつ構造の秋山氏とボクとでスケッチを描いていきます。
そして、工事担当者に意図を伝えます。
秋山さんの説明をふむふむと聞いておられます。
(作業の意味を知ってもらうというこの共有が大切なんですね!)
古民家でも中には構造は置いといて機能優先で増築されていて解体してみると 「おおっと!!」 というようなケースもあります。
そんな場合は無理せずオリジナルに近づける改装したうえで耐震補強をお勧めするとは秋山さんのお言葉ですが無理はせずとも臨機応変に対応が必要な場合もある。
建物の力の流れを読み、諸所ある問題を複合解決していく力が必要な事は言うまでもなく、経験値が判断のクオリティーを上げるとつくづくと実感します。
そして予算も絡んでくる。
これが一番大変かもしれません。
でもお施主さまにとっては予算もあるが耐震性能も上げたい! どのあたりのさじ加減にするかが難しいところ。
結局現場に合うコストパフォーマンスの良いやり方を追求することになります。
そんな現実面も理解しながら可能な方法や工事方法までも想定しながらアイデアを出し現実のものにしていく。
時々「プロジェクトX」のテーマや「プロフェショナル 仕事の流儀」のテーマが頭に鳴り響きグルグル回る時が有ります。笑笑
そんな使命感みたいなものを感じているのかもしれません。
良い仕事が出来るように日々精進したいですね!
古民家耐震改修の記事これからも書いていきたいと思います。(ちょっとプロ向けかもしれませんが^^)
京都の設計事務所 FORMA建築研究室 「建築を通して円満を伝える合気道建築家」 中西義照(てる)でした。^^
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「建築を通して円満を伝える合気道建築家」中西義照(てる)プロフィール
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