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-2018.3.24-
耐震をきっかけにして、将来の暮らしをイメージする(耐震リフォーム)
先日、耐震診断の報告に行ってきました。
ご夫婦と、ご両親共揃って説明を聞きに来られました、感心の高さが伺えます。
この家、地震の時に倒れない?
若夫婦がこの先住んでいて地震の時に安全なの?
外壁のひび割れが心配!
という不安を感じておられる中で説明させてもらいました。
こんにちは、京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室
住宅アーキテクトの中西義照です。
京都府の耐震診断士でもあり、個人の財産や命を守るのはもちろん。
地震時に社会に与える影響も大きい事から家の耐震化についても設計事務所の出来る事として取り組んでいます。
診断結果の評価については上部構造の最も低い数字が採用されます。
今回のお宅は0.3なので × 倒壊する可能性が高い という評価になりました。
(耐震診断の評価方法は建築防災協会(建防協)が定めるものです)
ご家族の意見としては・・・
やっぱりね。 この家住むのは危険なのか。 地震の時どうなる? 改修出来るか知りたい。等々
そこで、どうすれば耐震評価を上げられるかをアドバイスします。(他行政によっては診断のみのところもあります)
今回の場合は比較的に少ない改修箇所で評価を上げる方法が見つかりました。
この見つける作業がとても大切なのです!
見つけるためには耐震診断の中で建物各部の性能を明確にします。(なので耐震診断を受けるのが重要なのです)
出た性能を基に現実的な手法をいくつか想定してケース毎に計算をを行い確かめます。
そして最適と思われる方法を提案するのがFORMAのスタンスです。
提案内容が出れば設計費用、工事金額、補助金活用、工事期間を想定出来ます。
想定を基準にして、更にご要望を聞きながらご家族の思いや状況に応じた提案に進化させていきます。(ここからご依頼頂いてからの設計作業になります)
FORMAでは新築の設計の場合もそうですがリフォームや耐震改修方法でも対話を大切にしています。
建築という専門性が高く、わかりにくいところが有るので依頼者の立場に立ち説明、対話に基づいた提案を心掛けています。
どのような建物にも画一的に改修できる方法をお奨めするのではなく、一件ごとに提案し所有者が納得できる案を一緒に作り上げるイメージです。
そして、維持管理の問題、これはすまい手が行うのがベストです、その為には家の事を知っておく必要が有ります。
家の耐震改修 耐震リフォームを考えられたきっかけは家の事知るきっかけでもあり、家の事を知る事でこれからの暮らしに思いを巡らし、家とどう付き合うかを考える事にもつながります。
付き合う中での問題点や改善したいところも出てくるかもしれません。
耐震設計だけではなく、住まい手にとっての将来の暮らしのイメージを創る為のパートナーとして選んでいただけると嬉しく思います。
↑ 只今、耐震改修と大がかりなリノベーションをしている「里山で暮らす家の工事ブログ」 です^^
少し長くなってしまいました。^^
住宅医の手法でリフォームを行う
京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室、 住宅アーキテクト 中西義照のブログを読んでいただきありがとうございました!