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-2017.11.30-
テイネンゴノイエ(定年後からの家づくり)で考えておくべきこと
先週から肩甲骨周りの痛だるさに悩まされ続けています。
この痛みは仕事に集中出来ません。
何とかならないものでしょうか?
京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室、中西義照です。
建築が好きで心地の良い居場所を探究しています。
今日はテイネンゴから建てる家について考えておくべきこと、というお題です。
家を建てるのが目的でなく、家を建ててどんな暮らしがしたいかを考え形にする。
そこから先がテイネンゴノイエの目的(目指す家)になります。
これまで、テイネンゴノイエを設計する際には、施主とそのような事を意識しながらお話を伺い話し合いました。
そして形になった部分を紹介します^^
■ 人が良く来るので閉鎖的な雰囲気や構えは不要です。
オープンガーデンとして、ベンチなどを設け、地域とのつながりを形にしました。
通りがかりの人が庭木を見て、話に花が咲く。
そして輪が広がるイメージ。 いいですね!
そして実際そうなっているのです^^
■ 老後の自由がきかなくなった場合の想定
寝たきり、デイサービス等の福祉対応のため、一階に個室を作る。出入口は玄関以外からの通路を確保します。
庭からデッキを通って個室へアプローチ出来るように。(今は来客用の室です)
個室近くには洗面やトイレが近いと尚よい、室内にも水栓、排水が取れる準備をしておく。
そして、介助や車いすの使用も考えたワンルームにしています。
設計時は抵抗があったとの事ですが、出来上がり実際使ってみると使いやすいと好評です。
水廻りが近くにある事で、介護福祉サービスを受ける時にサービス側の作業がしやすくする。(時間軽減になります)
サービスの時間が有効に使え質を上げる事が出来るというメリットがあります。
■夫婦の居場所を考える。
パブリックスペースにずっと一緒にいる時もあれば、一人になりたい時、趣味に没頭したい時、それぞれの来客がある時に上手く仕切れる等、居場所の必要性を考える。
夫婦それぞれの思いが異なるケースもあるのでよく摺合せをしておくことがお勧めです。
■可能ならば平家がいいけれど二階建てとする場合は昇降しにくくなった時の対応の準備を盛り込んでおく。
階段巾を1.5倍ほど取り昇降機を設置しても十分な幅にしています。
■子供たち家族が来た時を楽しむ空間。
子供さんの家族の寝室としても使えます。
これは実現した実例の一部です。
家の中の特徴を生かした心地の良い場を作る事で小さな家でもたくさんの居場所が出来ます。
話をする中から出てきた思いや暮らしの中で楽しみたい事等を聞けば聞く程、家族の距離感や気分に合わせて楽しめる空間づくりが出来ます。
あなたの「暮らしのこうしたい。こんな楽しみをしてみたい」を是非お聞かせください。
京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室、中西義照のブログ 「日々雑感」
を読んでいただきありがとうございました^ ^