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-2017.7.19-
中古住宅をリフォームする場合のおすすめの方法
中古住宅のリノベーションを設計する時におすすめの方法とは。
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図面のある場合はいいですが、しっかりと建物の内容がわかる図面が無い建物が過去には多くありました。
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この図面が無い建物については建物を知る事から始めます。(当たり前ですが、これが出来ていないのが現実です)
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建物の内部外部を調査して建物のカルテを作ります(住宅医なので)
・建物の平面的、立面的な測定
・各部の仕上げや構造、工法の確認
・構成部材の確認
・段差や建具の納まりの確認
・設備機器の確認
・インフラ状況、容量等の確認
・上記に基づき設計図面作成
・外皮性能計算
・結露計算
(・熱容量計算)
・室温シミュレーション
・冷房負荷計算
・建築基準法に適合、不適合の調査(防火性、空気環境等)
・各部の劣化状況
これらの状況を理解した上で設計をします。
既にカルテが有り、問題点が見えているので現実的な判断が可能となります。
また将来のメンテナンス箇所を踏まえて、リノベーションを検討するので建物の状態をより良くする提案が可能となります。
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たとえ、初回のリフォームが小さくても建物の性能や状態を知っておくことはとても大切です。
一度、把握しカルテが出来てしまえばそれを利用して様々な事がわかる事になります。
長期の修繕計画を立案する、工事見積もりの数量をチェック出来る、履歴を残していける、等々。
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中古住宅を購入されて建物の状態がわからない方は先ずはここから始める事をお奨めします。
出来れば購入する時にわかっているのがベストなんですけどね^^
具体的にもっと説明を聞きたい、質問がある方、依頼したい方はお気軽にお問合せ下さいね。
お問い合わせ先 infoアットマークforma-fae.com
FORMA建築研究室 中西 義照