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-2013.9.13-
換気扇の事
朝、通勤途中奥さんと会話していると計画換気の話になった。
どうも家の換気の使い方の説明を受けていない事を抗議したかったようなので換気についての説明を・・・
2006年の「建築基準法改正」ではシックハウス対策が中心で、ホルムアルデヒドなどシックハウスの原因となる物質の使用が制限され、機械式換気システムの設置が義務づけられ、換気システムは、「1時間に室内の空気の半分が入れ替えられる」性能が求められました。(隙間だらけの家はつけなくても良い事となっている)、トイレや浴室の局所換気(空気汚染発生場所の換気)との併用も可能です。
方式は三つ、第一種換気方式(吸気:機械、排気:機械)第二種換気方式(吸気:機械、排気:自然)第三種換気方式と有り、それぞれの特性に応じて使い分けることとなっています。(設計者が判断)
住宅で使用する時の基本的な考え方としては(以下三菱電機HP引用)
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住宅の気密性が低い(C値相当隙間面積が2cm2/m2より大きい)場合は、第2種及び第3種換気方式では換気経路が確保されにくいので、第1種換気方式を推奨します。
もし、住宅のC値が不明な場合は、2cm2/m2より大きいと仮定し、第1種換気方式を推奨します。
第2種換気方式は自然排気口が外風の影響を受けやすく、排気経路が確保されにくいため、推奨できません。排気用換気機種と組み合わせ、第1種換気方式としてご提案いたします。
寒冷地では冬場の冷風感を防ぐため、熱交換出来る機器の使用が望ましい。
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実際では気密化して第三種換気方式が多いと思われます。(壁内結露の原因になりにくい事、イニシャルコストが一番安価で計画換気が出来るため)
ただ24時間つけっ放しという事で電気代が月約百円多く掛かる事となります。
ハウスメーカーやビルダーの広告等を見ていると「2時間で部屋の空気が新鮮になります!」という歌い文句等を見かけますがこれは基準法で義務化されている24時間換気の事を言っています。改正以降の建物では付いていない方が違反となるので、設置されていて当たり前なのです。(こういう事でも売り文句になるのだな~と感心してしまいます)
といっても窓を閉めた状態で無いと計画換気自体は成立しません。窓の開けられないような場所以外では生活スタイル、時期に応じて窓を開けて空気を入れ替えるのが基本で、冬場や夏場に24時間換気を有効に使うのが良く、冬季、寒冷地では熱交換の出来るものがロスが少なくてエコだという事です。
ちなみにns houseは第三種換気方式で 季節に応じて、空気の道を考えながら使い分けています。(私が)今度奥さんにも覚えて頂こうと思う。
ここ最近は使用しないときには電磁シャッターで穴が閉じるもの、湿気を自動感知スイッチのもの等を採用することが多いです。
気になる電気代ですが2Wの換気扇5台とキッチンのレンジ10w一台でざっと20Wが24時間可動したとして480w/日 一月だと14880w/月 28円/kwh とすると416円/月
年間で5,000円程度の電気代となります。
ランニングコストも気になりますが、消費電力が日本の住宅戸数が5700万戸と考えると27,360,000KWとなります。
発電所何個分になるのでしょうか?
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