いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2013.9.2-

関守石

関守石

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庭を注意して見ると時々、こぶし大の石に棕櫚縄をくくり付けてある物がある。

今までは???という感じだったが先日やっとその謎が解けた。

茶の心得がある方はご存知のとおり「関守石」と言って、茶庭や露地の飛び石や延段の岐路に据えられる石で、茶道の作法において、この石が置かれた場合、「これより中に入ることは遠慮されたし」の意味があり、これから先、客の出入りを遠慮してもらうための印として関守の役をもたせたためにこの名がある。

庭にある道しるべや結界のようなものらしい。

私は茶に興味はあっても無作法者である。今回 はたまたま、当主の方に「これは何ですか?」と訪ねたので意味が明らかになったがが、聞かなければ近い将来間違いなく関守石をまたいで、庭の奥へズカズカと入っていたに違いない。(汗)