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-2018.6.16-
和室の照明 真鍮、黒ムラ仕上げのペンダントランプ
真鍮(しんちゅう)というと、チーン〜〜〜と、お仏壇のイメージが一番に浮かぶーー
京都で個人住宅の設計をしているFORMA(フォルマ)建築研究室の住まい方アドバイザー中西千恵です。 実家では小さい時に法事がたくさんあって、お仏壇に手をあわすことも多くて、わりあい身近にお仏壇がある家で育った気がします。(お寺さんじゃないけど) ちなみに小学生の夏休みのお手伝いは、お仏壇の仏具の真鍮磨きでした。 そんな個人的なイメージの「真鍮」のランプシェードを自宅の和室に使っています。 この真っ黒いのがペンダントランプ『鋳肌』黒ムラ 、富山県高岡の「FUTAGAMI」のモノです。 和室の照明をどんなものにしようかといろいろ探したような気がします。 和室といっても簡単な畳敷きで、リビングやダイニング使いをしている場所とも続いています。 気に入ったものは、真鍮という素材の、日本の昔から伝わる技法で作った、経年変化を楽しめるモノに落ち着きました。 質感、色、重量感が好きです。 シェードの内側は、削り出しと鍛金の2パターン。(我家は削り出し) 削り出し 鍛金(たんきん) サイズ 『鋳肌』半球 φ210×h120 『鋳肌』円錐 φ180×h140 真鍮のシーリングカバー付き こっちもすてがたく迷ったのは、同じく真鍮の、外側が鋳肌のままのペンダントランプ『鋳肌』 これは、どこかに使いたいと今でもすこし思ってます。 気に入っているので、お客さまにも時々おすすめすることもあって、Mさんちのダイニングのペンダントはこのシリーズになりました。 「うちんく」 日本のモノ、海外のモノ、特にこだわっているわけではないけど、日本のいい「モノ」や「コト」を見つけたり、知ったり、気づいたりすると、かなりうれしいなぁと思います。 なので、日本の「モノ」「コト」が好きなんだと自分では思っています。 真鍮の伝統的着色技法『黒ムラ』 以下、このランプを作っている富山県高岡の「FUTAGAMI」HPから。 まるで古代の発掘品のような佇まいをみせる、高岡鋳物が培ってきた真鍮の伝統的着色技法、『黒ムラ』。 一般的な塗装やメッキとは異なり、画一的ではなく、ひとつひとつ表情があり、暖かみのある古美な金属の表情を作ります。 使い込むと経年変化により、味わい・色味が深まり、真鍮鋳肌と同じように深い色に落ちつきます。 『黒ムラ』は、漆をベースに顔料を混ぜて調合した塗料で着色し、その後、熱を加えながら、刷毛を使って「おはぐろ」を擦り込み、ムラや表情をつけていきます。 仏具や仏像を昔から手がけてきた高岡鋳物に古くから伝わる着色技法です。 富山県高岡の「FUTAGAMI」 シェードをたたいてみると、チーン〜〜〜 音の余韻がお仏壇の仏具と同じです。 ※削りだしの部分を手で持つと手あかがつくのが要注意。クロスでふいて手入れです。 京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。 誰それ?どんな人?と興味をもってくださった方はこちらのブログをご覧くださいね♪ ↓↓↓↓↓ 住まい方アドバイザー 中西千恵のプロフィール]]>