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-2017.11.9-
今のお住まいを見せてもらっていいですか。
新しく家を考えるのに、どうして今の自宅を見せてくださいってお願いするかというと、お話しさせてもらうだけより趣味、嗜好がよくわかるし、今の暮らし方もわかる、そして収納するものの量がざっくり把握できるからなんです。 たとえば、新しい家に持ち込む家具は事前にアンケートに書いていただくんだけど、どんなデザイン(カタチ、色、素材)なのかが分かるし、好きなイメージを共有しやすいです。 「リビングで使ってるあのソファが好きなんですよねー」とかって言われてもすぐイメージできるし、「あそこが使いにくいから次はこんなふうにしたいんですよね。」って言われても、あーあそこね。ふむふむ。ってわかるー 今のお住いのクローゼットの大きさをお聞きしたりするけど、洋服が多いですっていわれても、多い少ないっていうのは感覚なので人により違うしね。実際見せてもらったら、かけるお洋服より、たたんで片付けられてるお洋服が多かったりもする。 でも、自宅を見せるってハードル高いですよね。昨日は設計が始まったKさんの今のお住いを見に行かせてもらいました。そのときの様子です。 写真も撮らせてもらいました。後から、「あれどうだったかなー」って忘れることよくあるので、とっても助かります!ありがとうございます。 普段ものすごくお忙しいご夫婦なので、片付かないことも多くなりがちのはず。だから、自宅を人に見せるのは抵抗があるだろうなぁと思ったんです。でも「見てもらったほうがいいので」と、おっしゃるのは、「自分たちのことを理解してもらおう。いい家にしたい、暮らしやすい家にしたい、スッキリ暮らしたい。」そんな新しい家への思いを感じます。 リフォームのお客さまの場合は今の暮らしをなんとかしたいという思いがあるからこそ「見てください」っておっしゃっていただけるんですよね。 家の中って見せたくないところもあるし、人に見せるって想像以上に覚悟いるなーと思うので、「写真でもいいですよ。」ともお伝えするんですよ。でも、見てくださいって方が多いです。 昨日はKさんちの幸せなお写真やメッセージがたくさんあるお住まいに、自然と顔がほころびました。 楽しそー、幸せそー、訪れる人がそんな空気を感じる住まい、いいですねー♪ さあ、ガンバローっとヾ(@⌒ー⌒@)ノ 京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」 住まい方アドバイザー中西千恵